A6-06 忠臣蔵義士四十七騎両国揃退図

絵師:国安
出版:文政末
判型:大判錦絵3枚続
所蔵:赤穂市立歴史博物館
作品番号:AkoRH-R0063-01~03

師直を討ち取った義士たちが両国橋を渡って退去する様を3枚続に描いている。大きく描いた両国橋が印象的で、このような構図は国芳らの作品にも多く取り入れられるようになる。また、本図の義士たちは役者の似顔になっている。その主だったところを以下に書き上げる。

大星由良之助=三代目坂東三津五郎
堀部弥次兵衛=五代目松本幸四郎
矢間喜内=七代目片岡仁左衛門/大星力弥=五代目岩井半四郎
千崎弥五郎=四代目坂東彦三郎/浦松儀平=二代目荻野伊三郎
堀部弥兵衛=二代目関三十郎/矢間重太郎=三代目尾上菊五郎
奥田定右ェ門=三代目嵐三五郎/大鷲文吾=七代目市川団十郎