A6-05a 忠臣蔵四十七騎両国揃退図

絵師:国安
出版:文政前期
判型:大判錦絵3枚続
所蔵:立命館ARC
作品番号:arcUP1336~38

本懐を遂げ、両国橋を渡って引き揚げていく義士一党を3枚続に描いている。両国橋を3枚にわたって大きく描き、そこに大槌を担いだ大鷲文吾を先頭に引き揚げる義士たちを橋いっぱいに描いている。橋の右後方には朝日が昇り、明烏が群れ飛んでいる。義士の顔は役者の似顔になっている。

国安は後に、両国橋を渡って引き揚げる義士たちを役者似顔で3枚続に描くという本図と似た趣向の作品を描いている(Ⅵ-6「忠臣蔵義士四十七騎両国揃退図」、AkoRH-R0063-01~03)。

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