A4-09 忠臣蔵 十一段目

絵師:秀麿 
出版:文化末期
判型:中判錦絵
所蔵:赤穂市立歴史博物館
作品番号:AkoRH-R0017_11 

『仮名手本忠臣蔵』全十一段を描くが、十一段目を邸内の戦闘場面と師直討取り場面の2図となっているので、12枚揃である。通常あまり描かれない場面をいくつか描いている。たとえば、初段は足利直義以下諸大名が鶴ヶ丘八幡宮の石段を登るところ、四段目は「花献上」の場面、六段目はおかると母が米の脱穀に精を出しているところへ、おかる身受けの駕籠がやってくる場面、といった具合である。

十一段目の戦闘を描く本図では、2人の義士が1人の敵方と刃を交えている。

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