A2-08 忠臣蔵夜討之図

絵師:広重〈2〉(重宣)
出版:弘化4年(1847)~嘉永5年(1852)
判型:大判錦絵3枚続
所蔵:赤穂市立歴史博物館
作品番号:AkoRH-R0322-01~03

二代広重が初名の重宣時代に描いた作品。(左)に「四十余騎大手搦手ト別テ討入ノ雪景色」とあるように、敵の屋敷の角で表門・裏門の2隊に分かれ、今まさに夜討をかけようとするところ。屋敷をとりまく2階建の長屋の描写は威圧感があり、巨悪を象徴するかのようで、これに立ち向かっていく義士たちの勇猛果敢ぶりを際立たせている。

重宣はまた、討入り、師直討取りを3枚続に描く「忠臣蔵夜討之図」(AkoCH-S0005-01~03)も出版している。

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