2009年7月14日
第56回 GCOEセミナー
1.「板木と板本-板木を通じて板本を見る-」
Observing printed books through woodblocks
講師:金子 貴昭(日本学術振興会特別研究員 / 立命館大学大学院文学研究科・D2)
2.「“映画・演劇興行年表-大正期 京都編-(仮)”の構想と現状」
Concept and Condition : the Database on “Chronology of Cinema & Theater Performance in Taisho Era at Kyoto”
講師:大矢 敦子(RA1 / 京都文化研究班 / 立命館大学大学院文学研究科・D2)
日時:2009年7月14日(火) 18:00〜19:30(6限)
場所:【衣笠】立命館大学アート・リサーチセンター 多目的ルーム
【BKC】インターネット(Power Live)をご利用ください。
参加無料(予約不要)
※一般の方もインターネットでセミナーにご参加いただけます。
※インターネットでの参加を希望される方は、okmt-t■fc.ritsumei.ac.jp(■を@に置き換えてください)まで、その旨ご連絡ください(担当、岡本)。
※本拠点研究メンバーですでにID、PWをお持ちの方は連絡は不要です。
※配布資料は開催当日午後より下記のURLからご覧いただけます(期間限定)。
http://www.arc.ritsumei.ac.jp/dhjac/ppt2009/haihusiryo-index.html
【要旨】
1. 金子 貴昭「板木と板本-板木を通じて板本を見る-」
発表者は板木資料のデジタル・アーカイブ活動に取り組んでいる。また板木資料の価値を江湖に知らしめるため、展覧会「近世版木展」(2009年2月16日~3月6日)の企画構成を行った。本発表では、第一に展覧会の報告を簡潔に行い、そこから見える問題について述べる。第二に板木を通じて板本を見た場合、板本のみを見た場合から視点がどのように変化するのか、いくつかの例をあげて検討する。それを踏まえて「板木書誌学」の必要性を説くことができればと考えている。
2. 大矢 敦子「“映画・演劇興行年表-大正期 京都編-(仮)”の構想と現状」
発表者は、京都文化研究班内マキノ・プロジェクトで進めていた大正期の京都の映画及び演劇に関する興行情報の採録を、「日出新聞」を典拠とし、1916年から1920年まで、第一弾として完了した。今年度では、1916年から1918年までの3年間のデータを整理し、公開することを予定している。今回の報告では、現状報告として、データベースとしての基本構造と現時点でのデータ整理に関して報告を行う。
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