2008年10月28日

第33回 GCOEセミナー

1.「バーチャルダンスコラボレーションシステムのための音楽からの感性情報抽出に関する基礎研究」
Fundamental research on extracting emotional information from music for Virtual Dance Collaboration System

講師:鶴田 清也 (RA2 / デジタルアーカイブ技術研究班 / 立命館大学大学院理工学研究科・D3)

2.「皮膚触覚提示可能な文化財展示システムの開発」
Developing of Cultural Heritage Exhibition System for Representing Cutaneous Tactile

講師:尹 新 (PD /  デジタルアーカイブ技術研究班)

※各発表の要旨は「続きを読む」をご覧ください。
 
日時:2008年10月28日(火) 18:00~19:30(6限)
場所:【衣笠】立命館大学アート・リサーチセンター 多目的ルーム
【BKC】インターネット(Power Live)をご利用ください。
参加無料(予約不要)

※一般の方もインターネットでセミナーにご参加いただけます。
※インターネットでの参加を希望される方は、nyoshi■fc.ritsumei.ac.jp(■を@に置き換えてください)まで、その旨ご連絡ください(担当、西川)。
※本拠点研究メンバーですでにID、PWをお持ちの方は連絡は不要です。
 

【要 旨】
1.鶴田清也「バーチャルダンスコラボレーションシステムのための音楽からの感性情報抽出に関する基礎研究」
 私たちの研究室では、没入型仮想環境において、実際のダンサーとバーチャルダンサーがダンスコラボレーションを行うシステムの研究開発を行っている。ダンスは用いる音楽に大きく影響を受けるため、音楽はダンスにとっては切り離すことのできない重要な要素であると言える。
 現在までは実際のダンサーは流れる音楽に合わせてダンスを踊り、バーチャルダンサーはそれに対してあらかじめ用意されたステップをリアクションとして返していた。つまりバーチャルダンサーの動作と音楽の間には直接的な関連性はなかった。
 しかし、曲調が変化した場合は、その変化によりバーチャルダンサーの動作も変化することが望ましい。したがって、これからは音楽から得られる感性的な情報をバーチャルダンサーの動作に付与し、バーチャルダンサーも音楽から影響を受け、動作を変化させるシステムの構築を目指す。
 そのため、ここでは音楽から感性的な情報を抽出するための基礎研究に関して述べる。

2.尹新「皮膚触覚提示可能な文化財展示システムの開発」
 近年、文化財のデジタル化に関する研究が活発に行われている。その研究の多くは,デジタル化した文化財を仮想空間中で再現するために視覚表現を利用したものである。本研究では、視覚表現以外に、皮膚触覚を提示できるように、仮想皮膚触覚の生成法を提案する。具体的には、触覚提示デバイスで振動信号を再生することにより皮膚触覚を提示する。さらに、摩擦音を提示することで、高い臨場感を実現する。最後に、いくつか実験例によって提案した手法の有効性を証明する。
 

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