2008年7月22日

第28回 GCOEセミナー

1.「大正期京都における「遊客」の属性とその空間的特性 -『遊客人名帳』を用いた宮川町の事例分析-」
Attributes and spatial characteristics of men visiting nightlife districts during the Taisho era: Analysis of the list of customers, “Yukaku-jinmei-cho”, in Miyagawa-cho area, Kyoto

講師:塚本 章宏 (RA / 歴史地理情報研究班 / 立命館大学大学院文学研究科D4)

2.「ホノルル美術館レインコレクションの調査及び公開」
Research and publication to SHUNGA in the Lane collection

講師:石上 阿希 (PD / 日本文化研究班)
 
日時:2008年7月22日(火) 18:00~19:30(6限)
場所:【衣笠】立命館大学アート・リサーチセンター 多目的ルーム
【BKC】立命館大学情報理工学部メディア情報学科会議室(予定)
参加無料(予約不要)
※BKC会場は遠隔講義システムによる参加になります。

※インターネットでセミナーにご参加いただけます。
※インターネットでの参加を希望される方は、nyoshi■fc.ritsumei.ac.jp(■を@に置き換えてください)まで、その旨ご連絡ください(担当、西川)。
※本拠点研究メンバーですでにID、PWをお持ちの方は連絡は不要です。

【要 旨】
1.塚本 章宏「大正期京都における「遊客」の属性とその空間的特性 -『遊客人名帳』を用いた宮川町の事例分析-」
 これまで近代日本の花街に関する研究は数多くなされてきた。しかし,近代公娼制度や廃娼運動など、制度や社会の動向に注目が集まっている点が課題であると考えられる。
 そこで本報告では,遊客個人の情報を得ることができる史料として,遊廓の顧客名簿を用い,これに記載された遊客の属性と居住地の空間的分布を明らかにすることを目的とする。具体的には,花街に出入りしていた遊客とは,どういった属性で,どれくらいの頻度で来店し,金銭を消費し,時間を費やしていたのか,そして,どこに住んでいたのか。本報告では、こうした遊客の特徴に迫る。

2.石上 阿希「ホノルル美術館レインコレクションの調査及び公開」
 発表者は、春画の基礎的研究の構築を目的として2003年から現在に至るまでホノルル美術館リチャード・レインコレクションの内、春画・艶本のデジタルアーカイブ及び目録化を行ってきた。2003年よりホノルル美術館の所蔵となった本コレクションには約20000点の美術品が収められており順次整理が進められているが、2009年以降より展覧会開催とカタログ刊行が予定されている。今後の活動としては、一般公開と同時にデータベースの公開及びARCデータベースとの連動を展開し、資料情報の共有化をはかっていく。


 

トラックバック(0)

このブログ記事を参照しているブログ一覧: 第28回 GCOEセミナー

このブログ記事に対するトラックバックURL: http://www.arc.ritsumei.ac.jp/lib/mt_gcoe/mt-tb.cgi/1216




  • GCOEセミナー

  • 最近のエントリー

  • アーカイブ


新拠点セミナー
GCOEセミナーディスカッション
GCOE運営活動と記録
世界と日本・DH研究の動向
E-journal
21世紀COE成果サイト
研究班紹介動画
リンク集