E2.6.4 風流生人形

絵師:歌川国芳
出版:安政3年(1856)
判型:大判錦絵3枚続 
所蔵:赤穂市立歴史博物館
作品番号:
AkoRH-S0065-0103

 安政3年(1856)浅草奥山での生人形興行で仕組まれたさまざまな場面が、3枚続の画面を上中下三段に区切って描き込まれている。

『忠臣蔵』は上段に4つの場面が描かれている。すなわち、右より、1「義士人形夜討之図」と同じく門を打ち破り討ち入ろうとする場面、2「義士人形」と同じ邸内戦闘の場面、師直討取りの場面、庭園での戦闘の場面である。

『忠臣蔵』以外は、中段に遊女黛身仕舞、水滸伝の豪傑3人、鏡山竹刀打、下段には浅茅ヶ原一つ家、吉原仮宅、久米仙人、為朝島廻りが描かれている。