絵師:五粽亭広貞
出版:嘉永4年(1851)
判型:中判錦絵3枚続
所蔵:赤穂市立歴史博物館
作品番号:AkoRH-R0330
嘉永4年(1851)5月、中の芝居での『義士伝読切 銘々伝聞書 仮名手本忠臣蔵』に取材した中判3枚続の作品。師直に侮辱された判官が堪えかねて刃傷に及んだ場面を描いている。諸士が判官を屏風で取り囲んで押しとどめる演出が描かれている。取り押さえられた判官の投げつけた刀が師直の足元に突き刺さっている。画面右から師直は4代目中村歌右衛門、茶道珍才は市川市友、判官は4代目三枡大五郎である。