B3-07 義士四拾七人之内 い 大星由良之助良雄 行年四十五歳

絵師:芳虎
出版:弘化4(1847)~嘉永3年(1850)
判型:大判錦絵
所蔵:赤穂市立歴史博物館
作品番号:AkoRH-R0230-01

 
 本図を含む「義士四拾七人之内」は、義士の討入り姿で作られた木像を写したシリーズ。各像とも実録風の討入り装束で作られており、平面方形の台座に据えられている。ただし、名前は芝居中の名前に則るなど実名とは微妙に変えている。図中には像の作者や衣裳の文様などを手がけた(まき)()師の名前も記載されている。また、上部には漢詩賛が書かれている。

 由良之助は右手に采配を持ち、床几に腰かける姿で、像の作者は宝真斎石蘭、蒔絵は一船斎龍山である。上部の漢詩賛は岡士諒。