絵師：豊国〈3〉（国貞〈1〉）
出版：安政４年（1857）
判型：大判錦絵　3枚続　2組の内１
所蔵：赤穂義士会
作品番号：AkoGA-G0021-01～03

「赤尾の忠臣高野家へ報讐討入の宵　追手方の義士廿三人　大星の指揮に随ひ着倒の面々出立支度の図」
3枚続2組の作品で、義士の面々が討入りに向けて装束を調える様子を組ごとに描いている。すなわち、AkoGA-G0021-01～03が大星由良之助以下「追手方」（表門組）の23人、AkoGA-G0022-01～03が大星力弥以下「搦手方」（裏門組）の24人を描く。銘々、討入り装束を着込んだり、武器の確認を行ったりしている。また、AkoGA-G0022-01～03には、給金包み（？）の受け渡しや、天川屋仕入れの長持からがんどう提灯などの道具を取り出すところも見える。

この作品は、当初版元都沢で弘化4年～嘉永元年（1847～8）に刊行されたが、安政4年に版元を森屋治兵衛に移して出された。