通称:佐倉義民伝 三世瀬川如皐作。 織越家の暴政で疲弊した村民のために、将軍義政へ直訴して、成敗される佐倉宗吾を描いた作品。初めての農民劇であり、社会劇とも呼べる。悲惨な子別れ、残酷な責め場、ケレンを使った怪談。早替りやだんまり等を加えた盛りだくさんの場面。田舎源氏の美しい舞台を点描する。純歌舞伎に義太夫--チョボという--を入れたのはこの作が最初で、黙阿弥は、この手法をさかんに使った。
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