C1.2.04 「由良之助 市川団蔵」

絵師:ひらき
出版:文政11年(1828)
判型:大判錦絵
所蔵:立命館ARC
作品番号:arcUP5334

 文政11年(1828)9月、中の芝居での『日本花赤城塩竃(はなはさくらぎあこうのしおがま)』の上演に取材した作品。由良之助の嫡男力弥の元服と小浪との祝言の日、由良之助は蜂の争いを見て胸騒ぎを覚えるという場面。そこへ鎌倉からの早打ちが到着して判官の刃傷を告げることになる。役者は、堅実な芸風と演技力で定評のあった5代目市川団蔵。