赤穂市「忠臣蔵」浮世絵デジタル展示室
NEWS
  • play_arrow[23/11/03]

    第3回「上方の忠臣蔵浮世絵」展を公開しました。

  • play_arrow[21/02/18]

    各コーナーの解説を英語にした、英語版 "「忠臣蔵」浮世絵デジタル展示" を用意しました。作品ごとの解説は、日本語のままですが、展示の構成は英語で読むことができるようになりました。(English Site)

  • play_arrow[20/11/18]

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  • play_arrow[20/11/18]

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ごあいさつ

 赤穂市「忠臣蔵」浮世絵データベースは、立命館大学アート・リサーチセンターとの間に締結した学術交流協定に基づき、共同で赤穂市が所有・所管する忠臣蔵浮世絵約2000点のデータベースを構築し、平成30年7月から運用を開始しました。さらに、令和5年4月1日からは約600点を追加収録して公開を始めました。

 このデータベースのオープンにより、赤穂市所有・所管のすべての忠臣蔵浮世絵について、画像を含む詳細なデータがインターネットで24時間閲覧することが可能になっています。データベースの構築は、原本保存上有益であるだけでなく、より一層内外の研究の進展に寄与することが見込まれ、また一般の方々にとっても忠臣蔵浮世絵の世界に触れていただく身近なツールとして活用していただいております。さらに、出版・放送といったメディアなどでの利活用の促進にも効果的で、利用件数は年々増加傾向にあります。

 また、令和元年度より、データベース運用手法の開拓と利活用の促進を図るため、データベース収録作品を中心にデジタル展覧会の開催にも取り組んでおり、現在は第1回展覧会「討入り図の諸相」、第2回展覧会「義士の頭領・大星由良之助」を継続公開中です。

 今回開催する第3回デジタル展覧会は、「上方の忠臣蔵浮世絵」と題し、大坂・京都で出版された作品を集めてご紹介いたします。本展覧会は、令和4年11月から12月に赤穂市立歴史博物館で開催された特別展「上方の忠臣蔵浮世絵」展をベースにし、赤穂市「忠臣蔵」浮世絵データベース収録作品に立命館大学アート・リサーチセンター所蔵作品を加えて再構成したものです。上方では、一枚摺の浮世絵が出版され始めた寛政年間から幕末までのおよそ70年の間に、忠臣蔵関係の芝居が上演されたのは200回を超え、それに即して数多くの役者絵も描かれました。上方絵には、江戸絵とは異なる独自性があり、その個性豊かな作品世界は欧米でも高く評価されています。本展では、役者絵・芝居絵を中心に、おもちゃ絵などにも取り入れられた上方での忠臣蔵文化展開の一端をご紹介します。

 2023年11月

                          赤穂市長 牟 礼 正 稔