赤穂市「忠臣蔵」浮世絵デジタル展示室
NEWS
  • play_arrow[24/11/07]

    第4回「ユニークな忠臣蔵浮世絵あれこれ」展を公開しました。

  • play_arrow[23/11/03]

    第3回「上方の忠臣蔵浮世絵」展を公開しました。

  • play_arrow[21/02/18]

    各コーナーの解説を英語にした、英語版 "「忠臣蔵」浮世絵デジタル展示" を用意しました。作品ごとの解説は、日本語のままですが、展示の構成は英語で読むことができるようになりました。(English Site)

  • play_arrow[20/11/18]

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  • play_arrow[20/11/18]

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ごあいさつ

 赤穂市「忠臣蔵」浮世絵データベースは、立命館大学アート・リサーチセンターとの間に締結した学術交流協定に基づき、共同で赤穂市が所有・所管する忠臣蔵浮世絵約2000点のデータベースを構築し、平成30年7月にオープンしました。令和5年4月1日からは約600点を追加収録してさらなる充実を図っています。

 このデータベースでは、赤穂市所有・所管のすべての忠臣蔵浮世絵について、画像を含む詳細なデータがインターネットで世界中のどこからでも24時間閲覧することが可能になっています。データベースの構築は、原本保存上有益であるだけでなく、より一層内外の研究の進展に寄与することが見込まれ、また一般の方々にとっても忠臣蔵浮世絵の世界に触れていただく身近なツールとしてご活用いただいております。さらに、出版・放送といったメディアなどでの利活用の促進にも効果的で、利用件数は年々増加傾向にあります。

 また、令和元年度より、データベース運用手法の開拓と利活用の促進を図るため、データベース収録作品を中心にデジタル展覧会の開催にも取り組んでおり、現在は第1回展覧会「討入り図の諸相」、第2回展覧会「義士の頭領・大星由良之助」、第3回展覧会「上方の忠臣蔵浮世絵」を継続公開中です。

 今回開催する第4回デジタル展覧会は、「ユニークな忠臣蔵浮世絵あれこれ」と題し、役者絵・芝居絵・物語絵・武者絵にとどまらない、だれもが知っている物語であればこそ浮世絵師たちが豊かな発想力をもって工夫を凝らしたユニークな作品を、さまざまな切り口でご紹介するものです。実際の芝居の豪華な演出を反映させたものや、『忠臣蔵』全段を1つの画面に巧みに描いたもの、洋風表現を取り入れたもの、読み解くのに相当の知識量が求められる見立絵、見れば思わず吹き出してしまいそうな戯画や擬人絵、子どもに限らず大人も十分楽しめるおもちゃ絵など、その多彩な作品世界はまさに「忠臣蔵文化」の広がりを具現化しているといっても過言ではありません。浮世絵師が趣向を凝らし、それを庶民が喜んで享受した多種多様な忠臣蔵浮世絵をどうぞご堪能ください。

 2024年11月

                           赤穂市長 牟 礼 正 稔