2009年6月26日

「外地」文学研究会(第7回)

「外地」文学研究会を下記のように行いました。
○日時:6月26日 17:00-18:00
○場所:アートリサーチセンター第2会議室
○テクスト:堀田昇一「モルヒネ」(『中央公論』1933・4)
○報告者:三上聡太(本学博士課程)
○参加者:3名
→詳細は続きをご覧下さい。
今回は、プロレタリア作家堀田昇一が、朝鮮人労働者とモルヒネ中毒の問題を描いた「モルヒネ」について取り上げた。モダニズム文学やプロレタリア文学で、「阿片」はしばしば主題となったが、今回は「労働と阿片」という観点から作品を捉えたいという報告者の意図だった。報告では、近年歴史的解明が進んでいる植民地支配の中での阿片政策の役割に触れ、また伏字や作中に描かれた抵抗運動などの問題点について述べた。

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