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2009年1月28日
資料調査
28日(水)、同志社大学へ資料調査。『緑旗』1936-1942通覧。(楠井)
2009年1月22日
第5回・研究会報告
〈サハリン/樺太〉という複数のクロノトポス
―チェーホフ・譲原昌子・李恢成―
報告者:岩根卓史 参加者:2名
本報告は、「樺太」あるいは「サハリン」を題材とした作品を対象に、重層的な歴史を持つこの地域を文学がどのように描いたか、を論じたものだった。報告者は最初に、この地域が帝政ロシアの流刑地・日本の植民地・ソ連領と、度重なる変遷を辿ったことに触れて、一つの歴史的視点では位置づけが難しいと指摘した。そして樺太/サハリンをめぐる様々な視点を浮かびあがらせるために、時代も帰属する共同体も異なる三人の作家の作品を並列して取り上げたと、その意図を説明した。チェーホフが現在のサハリンでは「郷土の作家」とされているなど、新たな知見も多く有意義な報告となった。
討議では作品細部の位置づけや、相互の関連性についてより踏み込んだ解釈が聞きたいという要望があった。また日本文化DHと関係づけて、〈地域〉という観点から文学作品を横断的に見るというのは興味深いと考えられた。
2009年1月21日
「外地」文学研究会(第5回)
次回研究会は以下の通りです。
日時:2009年1月21日(水)17:30~18:30
場所:アートリサーチセンター第2会議室
報告者:岩根卓史氏
報告内容:〈樺太/サハリン〉という文学空間をめぐって
―チェーホフ・譲原昌子・李恢成―
テクスト:
・チェーホフ『サハリン島』(岩波文庫)
・譲原昌子「朔北の闘い」
(黒川創編『「外地」の日本語文学選 満洲・内蒙古/樺太』1996、所収)
・李恢成『サハリンへの旅』(講談社文芸文庫)
2009年1月19日
資料調査
19日(月)、関西学院大学へ資料調査。『亜細亜詩脈』国会図書館未所蔵分確認。(楠井)
2009年1月 5日
東亜同文書院・東亜同文会雑誌記事データベース
愛知大学東亜同文書院大学記念センター/オープン・リサーチ・センターの作成したデータベースです。
現在愛知大学が所蔵している以下の資料について、記事等の検索ができます。
1.『東亜時論』 2.『東亜同文会報告』 3.『東亜同文会会報』 4.『東亜同文書院学友会『会報』』 5.『支那経済報告書』 6.『東亜同文会支那調査報告書』 7.『支那』 8.『滬友』 9.『支那研究』 10.『東亜同文書院支那研究部パンフレット』 11.『華語月刊』 12.『国際』 13.『第二江南学誌』 14.『江南学誌』 15.『霞山会館講演』 16.『滬友学報』 17.『崑崙』 18.『東亜研究』 19.『東亜同文書院創立三十周年記念論文集』 20.『東亜同文書院大学学術研究年報』
また東亜同文書院大学学生による旅行日誌のデータベースもあります。
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