- 木村研究室
- プロジェクト活動 [30]
- シンポジウム [11]
- 発表 [21]
- 研究会 [19]
- 調査 [2]
- 講演 [1]
- 連絡 [16]
- 参考 [4]
- 他機関のデジタルアーカイブ [3]
- 他機関のデータベース [3]
- 学会情報 [5]
- 文学研究とデータベース [3]
- 日本近代文学研究 [1]
2009年1月22日
第5回・研究会報告
〈サハリン/樺太〉という複数のクロノトポス
―チェーホフ・譲原昌子・李恢成―
報告者:岩根卓史 参加者:2名
本報告は、「樺太」あるいは「サハリン」を題材とした作品を対象に、重層的な歴史を持つこの地域を文学がどのように描いたか、を論じたものだった。報告者は最初に、この地域が帝政ロシアの流刑地・日本の植民地・ソ連領と、度重なる変遷を辿ったことに触れて、一つの歴史的視点では位置づけが難しいと指摘した。そして樺太/サハリンをめぐる様々な視点を浮かびあがらせるために、時代も帰属する共同体も異なる三人の作家の作品を並列して取り上げたと、その意図を説明した。チェーホフが現在のサハリンでは「郷土の作家」とされているなど、新たな知見も多く有意義な報告となった。
討議では作品細部の位置づけや、相互の関連性についてより踏み込んだ解釈が聞きたいという要望があった。また日本文化DHと関係づけて、〈地域〉という観点から文学作品を横断的に見るというのは興味深いと考えられた。
トラックバック(0)
このブログ記事を参照しているブログ一覧: 第5回・研究会報告
このブログ記事に対するトラックバックURL: http://www.arc.ritsumei.ac.jp/lib/mt_gcoe/mt-tb.cgi/1512
コメントする
- 最近のエントリー
- 「外地」文学研究会(第13回)
- インドネシア・韓国・日本 共同セミナー
- アジアン・ディアスポラ研究会
- 「文学・文化に見る韓国併合と「朝鮮」への眼差し」
- シンポジウム「帝国日本の移動と東アジアの植民地文学」
- アーカイブ
- 2011年2月 [1]
- 2011年1月 [1]
- 2010年12月 [1]
- 2010年10月 [2]
- 2010年8月 [2]
- 2010年7月 [1]
- 2010年6月 [1]
- 2010年5月 [2]
- 2010年3月 [3]
- 2010年2月 [1]
- 2010年1月 [1]
- 2009年12月 [4]
- 2009年11月 [2]
- 2009年10月 [1]
- 2009年8月 [1]
- 2009年7月 [4]
- 2009年6月 [2]
- 2009年5月 [2]
- 2009年4月 [3]
- 2009年3月 [6]
- 2009年1月 [5]
- 2008年12月 [4]
- 2008年11月 [1]
- 2008年10月 [3]
- 2008年9月 [1]
- 2008年8月 [3]
- 2008年7月 [3]
- 2008年6月 [7]
- 2008年5月 [6]
- 2008年2月 [5]
- 2008年1月 [1]
- 2007年12月 [2]
- 2007年11月 [7]
- 2007年10月 [2]