2008年6月27日

資料調査

6月27日(金)、関大へ文献調査(楠井)。
・経過報告
プロジェクト「植民地期朝鮮で刊行された文芸雑誌DB」のメイン研究として、詩人・内野健児(1899~1944)の活動を調査中。内野は1921年から28年まで朝鮮の日本語詩壇で中心的な役割を果たし、『耕人』『朝』『亜細亜詩脈』『鋲』など、多くの詩雑誌を刊行し、現地文壇の組織化に努めた。紙面からは、他の文芸雑誌との交流から当時の文壇がうかがわれ、また朝鮮での文学活動をどのように位置づけようとしていたかが分かる。これまでは国会図書館蔵『朝』『亜細亜詩脈』・近代文学館蔵『耕人』・日文研蔵『朝鮮公論』・関大蔵『京城日報』1923・26年分を調査。内野の活動を補う文献が多く見つかった。GCOEの活動としては、『耕人』『朝』『亜細亜詩脈』など復刻版のない文献に関し、まず総目次作成から行う予定である。

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