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2008年4月 9日
NewsLetter2号「版画と版本の美」プロジェクト紹介
グローバルCOE 日本文化DHのニュースレター2号が刊行されました。
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本プロジェクトから赤間が「版画と版本の美」プロジェクトの研究内容についてエッセーを掲載しています。
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-浮世絵アーカイブの現場から-
赤間 亮
立命館大学大学院文学研究科・教授
日本文化研究班リーダー

浮世絵については、今更言うまでもないことではあるが、日本国内から海外へ輸出され続けており、むしろ海外のコレクションの方が質量ともに優れていることが多い。本稿を書いているのは、2008年2月末のニューヨークであるが、マンハッタンの中央、アジア協会博物館では、「DESIGNED FOR PLEASURE」という江戸初期から幕末までの作品を集めた展覧会が開催されている。同時に、これもまたその会場から歩いて行けるあるギャラリーでは、「Early Images from the Floating World」という日本のある著名なコレクターがかつて持っていた、初期浮世絵の重要な作品群を展示販売している。このコレクションは、50年ぶりに世に出たものであり、いわば幻の作品をニューヨークで目の当りにしたことになり、私自身のショックも大きい。面白いのは、このコレクションが市場に出回ったのは、昨年の6、7月からであり、日本ではその段階ですでに話題を呼んでいたし、本拠点のアート・リサーチセンターも何冊か購入することができた。しかし、このギャラリーのオーナーに言わせると、それらは状態のあまりよくないものであり、従って日本からアメリカに持ち帰ってもあまり需要のないものだったのだそうだ。いかに海外に流れる作品群に名品が多いかが、この逸話からもわかる。

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