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2007年8月29日
大英博物館第1回目Digital Archiving
2007年8月29日~9月14日
メンバー:赤間・金子・松葉
大英博物館は、世界の博物館をリードし、日本でも人気が高い。ここには、日本美術の粋を集めたコレクションがある。中でも浮世絵は、肉筆・版画を含めて質、量ともに優れヨーロッパでは、最大級のコレクションである。本アーカイブプロジェクトは、このデジタルアーカイブを行っている。
今回のデジタルアーカイブプロジェクトは、これまでのヴィクトリア&アルバート博物館での全作品デジタルアーカイブの実績が評価されたもので、学芸員のクラーク氏の提案によりスタートすることになった。浮世絵アーカイブのこれまでのノウハウを全て注ぎ込み、デジタルアーカイブならではの、応用利用への展開することを計画しているが、すでに大英博物館全館で始っている全資料WEB公開の壮大なプロジェクトの一貫としての役割も担っている。
大英博物館に収蔵される浮世絵の正確な数は不明だが、この収蔵庫の半分は、浮世絵版画で埋っている。おそらく、2万点を超えるのではないかと予想できる。クラーク氏によれば、絵入版本も特に急いでアーカイブしたい資料群とのこと。浮世絵版画が終わると近代版画になるが、これは予想以上に多く、1万枚を超えていると予想できる。
大英博物館の閲覧室は、日本展示室の奥、普段はロックされているドアの奥にある。収蔵庫は、資料の形態によって置き場所が分れているが、閲覧室(Student Room)のすぐ隣にある収蔵庫には、屏風や軸物、浮世絵などの絵画が置かれている。
←ここが大英博物館の日本部門Student Roomである。毎日のように閲覧者が訪れ、資料を調査・撮影をしていく。Visitor's Bookには、訪問者の名前が書留められていく。
←このカードケースは、浮世絵版画のもの。デスクは、クラーク氏やアシスタントのレジーナさんが使っている。データベースへの登録やチェックもこのパソコンで行っている。
撮影セットを収蔵庫内に設置してデジタル撮影を開始した。まずは、 デジタルアーカイブが最大の効果を発揮する、未整理資料(マウントしていない箱)からスタート。近年購入して、これもまだ未整理状態の作品も2包み、クラーク氏が取出してきた。これらも、クラーク氏が作品の裏にエンピツで番号付けをしてから、撮影することに。
(←撮影作業中の金子)
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