2007年5月31日

赤間プロジェクト研究発表

【論題】能楽界におけるウェブ上の情報提供の現状と課題
【場所】アートリサーチセンター第2会議室
【発表者】宮内

【概要】
 能楽界における公演情報の発信方法として、ウェブ以外の紙媒体がやはり主流である。しかしこれら紙媒体は自発的に情報を収集しない限り、様々な公演情報を隔たりなく知る事は難しいと考えられる。ターゲットを絞った情報発信・情報収集においては紙媒体は有効な手段ではあるが、より多くの人達に古典芸能を鑑賞してもらいたい、普及・振興させたいという目的が情報発信者側にあるのであるならば高速の情報交換を可能にするインターネット・ウェブ環境をもっと有効に利用していくべきではないだろうか。
近年、能楽師をはじめ演者自身がホームページ・ブログを運営し、自ら公演情報などの発信者になっているケースが多数存在するようになった。しかし情報発信者の意向ばかりではなく、情報を必要としている鑑賞者にとって、分かりやすいウェブ環境に整えていく必要性も考えられる。
これら能楽界に点在しているウェブ情報の現状把握と分類、そして能楽界におけるウェブ環境への課題提案を行なう。

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