-
「海月書屋」が所蔵する明治末から昭和期の、歌舞伎を中心とする役者絵葉書・ブロマイド類約1,850点がデジタル化され、一般公開されました。
海月書屋絵葉書データベース
https://www.dh-jac.net/db/butai-photo/search_kgt.php催事型写真ポータルサイトからも閲覧することができます。
https://www.dh-jac.net/db/butai-photo/search_portal.php
本コレクションは、役者個人の写真が中心です。役者の名前や代数、演目名、制作年代などから検索することができます。一般的な歌舞伎絵葉書のほか、役者の顔を絵で描いた絵葉書、小芝居の役者、映画俳優、絵葉書・ブロマイドの袋(販売店名入り)等を含む貴重なコレクションです。
銀座上方屋製で、明治末から大正初年頃の、役者の顔貌のみを拡大撮影した絵葉書100枚(帝国劇場の女優や新派役者も含む)を収容する特製アルバム「百面相絵はがき帖」も登載されています。
今後も引き続き、正確なメタデータを追加していきます。データの誤りや未記載の情報等についてお気づきの点がありましたら、お知らせいただけますようご協力をお願いします。
【会期】2024年11月20日(水)-2024年11月22日(金)
【時間】10:00~17:00
【会場】立命館大学衣笠キャンパス アート・リサーチセンター 多目的ルーム
入場無料
主催:研究拠点形成支援プログラム「京都ストリート⽂化アーカイブの構築と発信プロジェクト」、科研費基盤研究C「昭和期の映画館文化に関するノンフィルム資料アーカイブの構築」、立命館大学アート・リサーチセンター
映画がサイレントからトーキーに移る昭和のはじめごろ、京都の町中の映画館では劇場内に上映中や予告宣伝用に手書きのポスターが飾られていました。当時は殆ど毎週のように映画が封切られておりましたので、そのポスターの数も相当なものだったと想像できます。
今回はその中から松竹座、夷谷座など松竹系の映画館用に描かれたポスターの内、松竹大船撮影所で制作された作品のポスターを展示いたします。描いたのは当時から歌舞伎で有名な京都南座のまねき看板を手掛けていた竹田耕清(猪八郎)。映画に合わせて構図やタッチ、書体などを駆使して描かれた手書き映画ポスターの世界をお楽しみください。また今回は昭和30~40年代の京都の映画館地図及び映画館の絵看板写真もご覧頂けますので、そちらの方も懐かしんで頂けましたら幸いです。
今回展示いたしますのは京都の映画看板製作所「タケマツ画房」が所有していた手描きポスターで、1928年から1942年頃までに京都の中心街にあった松竹系の劇場に飾られていたものです。当時はほかの映画館でも同様のポスターが飾られていたと思われますが、現在現物を確認できるのはこれらのポスターのみとなっており、当時の映画館の雰囲気を知る上で非常に貴重な資料だと言えます。所蔵枚数は約800枚ほどで、全て松竹系の劇場にかかっていた作品です。今回は3回目の展示として、1936年~1937年に「松竹大船撮影所」で制作された作品の手描きポスター約60点を展示いたします。その他、京都の松竹系映画館のマッチ広告や劇場製作のオリジナルポスターとの比較展示も行います。
清元節は、歌舞伎の伴奏音楽で、常磐津・富本とともに、豊後節系の浄瑠璃で、文化年間(1804~1818)に富本節から独立した流派です。軽妙洒脱な語り口で人気を博し、歌舞伎舞踊を代表曲が数多くあります。
長唄、義太夫節、富本節の正本と合わせて、8455点の音曲正本が閲覧できるようになりました。
国立音楽大学 竹内道敬文庫 音曲正本閲覧システム:
https://www.dh-jac.net/db1/books/search_kunishohon.php?lang=jaARC バーチャル・インスティチュート「国立音楽大学附属図書館 竹内道敬文庫の世界」:
https://www.arc.ritsumei.ac.jp/lib/vm/kunitake/2024年度「AI解読支援システムを使った くずし字解読力錬成講座」をスタートします。
この講座は、ARCが運用する古典籍・浮世絵・古文献データベースの機能である「くずし字翻刻支援・教育システム」を使ってオンライン上で行われるものです。いつでも、どこでも、自由に時間を使って訓練ができます。
国内外の日本学研究者でくずし字解読の能力を身に着けたい方はだれでも参加できます。特徴は、
1,熟練のチューターによって添削指導を受けられること
2,AIによるサジェスト機能が使えること
3,ARCの大規模なデータベースに登載されている作品から教材を広く選択できること。
4,データベース未搭載の作品も、追加できること。
単発で行われるくずし字講座や翻刻そのものが目的のシステムとは違い、自分のペースで自身で作品・資料を読み進めながら<解読能力の訓練>をしていくことができることです。
初級・中級レベルの方々が主に対象になります。なお、本システムは画面単位でのOCRシステムMIWOも導入しています。MIWOによって解読された結果を保存したうえで、修正していくことで高速に翻刻プロジェクトを進めることができます。
個人・グループの研究プロジェクトで、特定の作品・作品群の翻刻プロジェクトへの支援を希望する場合も、この機会にプロジェクト登録してください。参加費は無料です。
※なお、本講座は、令和 6(2024)年度「国際日本研究」コンソーシアム公募事業の支援を受けています。参加希望の方は下記のフォームからお申し込みください。
↓↓↓
申込みフォーム
締切日:2024年10月4日(金)12時(JST)【実施内容詳細】
実施期間:2024年10月14日から2025年3月15日まで
使用言語:日本語(日本語古文献の翻刻能力を身に着けるには日本語能力が必要です)
1、くずし字で書かれた文献を解読していきたい初心者から中級者(定員:25名)
※熟練チューターの添削指導を受けられます。2、AI文字単位解読支援・MIWO翻刻システムを使い、翻刻プロジェクトを展開したい個人・グループ
※チューターの指導は受けられません。なお、博士論文等や自身の研究論文に引用する文献の解読のみに特化した目的での参加はご遠慮ください。
【スケジュール】
10月14日頃 採択通知
10月17日(JST 20時)・18日(JST 9時) オンライン説明会(見逃し配信があります)
11月・12月に古典籍にかかわる講演(英語・日本語)
※また、期間中数回のシステム講習会を予定しています。3月下旬 クロージング・ミーティング開催
【問合せ先】
立命館大学アート・リサーチセンター
国際卿共同利用共同研究拠点 事務局
Email: r-darc@st.ritsumei.ac.jp
Tel: +81-75-465-8476この度、立命館大学アート・リサーチセンターは、国立国会図書館の「歴史的音源」の配信提供に参加することになりました。
国立国会図書館から提供されている「歴史的音源」のすべてをセンター内で視聴していただくことが可能です。
利用方法は「各種利用申請」(https://www.arc.ritsumei.ac.jp/j/application/)をご参照ください。
※国立国会図書館歴史的音源ホームページ https://rekion.dl.ndl.go.jp/ja/
立命館大学アート・リサーチセンター(ARC)では、国際共同研究プロジェクトの活動支援の一つとして、米国のESRI社のGISプラットフォーム(ArcGIS)で利用できるArcGIS Onlineアカウントの提供を行っています。国際共同研究プロジェクトのメンバーは、以下の条件で当センターが発行するアカウントを利用できます。希望者は、ml-tech-support[ at ]ml.ritsumei.ac.jpに、ご連絡ください([ at ]は@へ置き換えてください。)。この際、メールの件名を「ArcGIS Onlineアカウントの発行希望」とし、本文に1. 氏名(英語表記も追記)、2. 登録プロジェクト名、3. メールアドレスを記載してください。
- 国際共同研究プロジェクトに登録している研究者(分担者、院生含む)。
※国際共同研究プロジェクトにまだ登録されていない場合は、まず、国際共同研究プロジェクト〔研究設備・資源活用型〕[D]の申請書をご提出ください。なお、国際共同研究課題教育実践の目的とした場合は、国際共同研究課題〔ARCシステム教育実践活用〕[E] の申請書をご提出ください。→詳細はこちらです。
- 発行するアカウントは、一人一アカウントとなります。
- 各ユーザーは、250クレジットを使用できます。※追加を希望する場合は別途ご相談ください。
- 本アカウントは年度ごとに更新が必要となります。
- 登録者の上限に達した場合、お申込みいただいてもアカウントの発行や、年度をまたぐ継続利用ができない場合があります。この度、立命館大学アート・リサーチセンター(ARC)は、加藤周一現代思想研究センターと提携し、立命館大学図書館が所蔵する加藤周一文庫の「資料閲覧データベース」と「資料検索システム」を公開しました。
「加藤周一文庫 資料閲覧データベース」
https://www.dh-jac.net/db1/resource/search_2023i05.php「加藤周一文庫 資料検索システム」
https://www.dh-jac.net/db1/resource/search_KSB2023i05.php加藤周一(1919年~2008年)は、戦後日本を代表する国際的知識人であり、洋の東西にわたる該博な知識と広い視野のもとに日本文学史や日本美術史を研究しました。
2015年に設立された「加藤周一現代思想研究センター」は、立命館大学図書館加藤周一文庫に収められた膨大な蔵書と遺稿類の研究およびそこで得られた知見の社会への発信・活用、国際的知識人の育成をその活動目的としています。
加藤周一文庫の「資料閲覧データベース」と「資料検索システム」はARCによって開発・公開され、オンライン上での研究活動を支援するためのシステムとして運用されています。
関連URL:
加藤周一現代思想研究センター:https://www.ritsumei.ac.jp/research/center/kato_shuichi/
この度、イギリス・ロンドンにある大英博物館では、日本学術振興会(JSPS)および英国研究・イノベーション機構(UK Research and Innovation, UKRI)の助成による国際共同研究プロジェクト「上方文化サロン:人的ネットワークから解き明かす文化創造空間 1780-1880」の研究成果を紹介する1年間の特別展示が開催されています。
立命館大学アート・リサーチセンター(ARC)センター長の赤間亮教授と大英博物館アジア部学芸員の矢野明子博士を研究代表者とするこの研究プロジェクトは、大英博物館、そして日本各地に所蔵されている5,000点を超える作品を分析することで、前近代日本、特に1780年から1880年頃の京阪神地域で発達した“上方文化サロン”や文化創生における集団制作(合作)システムの文化的・社会的影響を調査・分析し、高度な文化成熟が成立するメカニズムを解明することを目的としています。
本プロジェクトでは、ARCが構築・運営するオンライン型研究システム「上方文化人総合データベース」に、これらの作品を登載しました。このシステムは、研究活動に活用できる前近代日本文化研究の新たなポータルとして、複数のデータベースにより構成されています。将来的に同様の形で異なるテーマのポータルを追加することも可能です。
→ARCバーチャル・インスティテュート:「上方文化サロンとネットワーク 1780年~1880年」
COVID-19の課題に取り組むこのプロジェクトは、立命館大学アート・リサーチセンター、関西大学、京都国立近代美術館、大英博物館、ロンドン大学東洋アフリカ研究院(SOAS)の研究者チームから構成され、オンライン・デジタル技術を駆使した日英共同研究の効率的な進め方の模範となっています。
また本プロジェクトは、国際的な研究環境の中で日英の若手研究者にデジタル・ヒューマニティーズの基礎を学ぶ機会を提供し、日本研究の若手研究者育成に貢献しました。
本研究は、日本学術振興会国際共同研究事業英国との国際共同研究プログラム(JRP-LEAD with UKRI)[課題番号JPJSJRP 20211708]による支援を受けたものです。
実施期間: 2021年12月1日~2024年11月30日(3年間)
関連記事:https://www.britishmuseum.org/research/projects/making-art-together-japan
続きを読む>>紀要『アート・リサーチ』25-1, 25-2, 25-3号の原稿募集を開始しました
本紀要は、アート・リサーチセンターで展開する各研究プロジェクトの活動成果を広く公開する目的を持つとともに、芸術文化を専門とした学術雑誌として、例年多くの方にご投稿いただいております。
アート・リサーチセンターは、1998年度設立以来、文化・芸術・情報科学に関する優れた研究拠点として、国の複数の補助金に採択され、2019年度には文部科学省「国際共同利用・共同研究拠点」として認定されるなど、研究を一層深化させています。また、文化芸術のデジタルアーカイブにおける先端的拠点としても、高く評価されています。オンラインジャーナルとして年複数回発行し、年度末には、それらをまとめた冊子も発行します。
続きを読む>>
原稿募集は随時行っております。
投稿機会の自由度が大幅に高まりますので、是非とも積極的なご応募をお待ちしております。募集は終了しました。