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2024年11月13日(水)18:00より、Web配信にて第140回国際ARCセミナーを開催いたします。
プログラムは下記となります。
講師:中村 覚氏(東京大学史料編纂所・助教)
タイトル:「東京大学史料編纂所における史料編纂・歴史研究支援に関する取り組み」
日時:2024年11月13日(水)18:00~19:30
参加:Zoom配信(関係者のみ・予約不要)
※ARCメンバー以外の方は Youtubeよりご参加いただけます。こちらからご覧下さい。
2024年11月6日(水)18:00より、Web配信にて、2024年度「AI解読支援システムを使った くずし字解読力錬成講座」の一環として、「国際ARCセミナー特別編」を開催いたします。
プログラムは下記となります。
講師:Ellis Tinios氏(リーズ大学名誉講師)
タイトル:「Understanding Edo period books as material objects and bibliographic entities」
本講演は英語で行われます。
日時:2024年11月6日(水)18:00~19:30
参加:Zoom配信(関係者のみ・予約不要)
※ARCメンバー以外の方は Youtubeよりご参加いただけます。こちらからご覧下さい。
2024年11月の土曜講座は立命館大学アート・リサーチセンターの企画にて実施します。
第3415回(企画:立命館大学アート・リサーチセンター)
日時:2024年11月2日(土) 10:00~11:30
会場:立命館大学衣笠キャンパス 末川記念会館(+ZOOMウェビナー)タイトル:「VR・メタバースによる現実空間の3D保存と教育利用」
講師:山内啓之(命館大学 衣笠総合研究機構 准教授)
参加費:無料・事前申込制
>>お申込講座エッセイ:
近年、ヘッドマウントディスプレイで体験するVirtual Reality(VR)のコンテンツが社会に普及しつつある。これに、写真測量などで取得した三次元地理情報を組み合わせれば、仮想空間に現実空間を再現でき、実際にその場にいるような雰囲気で散策しながら対象物を観察する擬似体験ができる。さらに、オンラインのメタバースプラットフォームを活用すれば、自作の仮想空間に他者を招いて交流できる。このような特徴から、様々な分野でこの種のVRの教育利用が期待されている。なかでも、実際の場所や事象を対象とする地理教育での有用性は高い。ヘッドマウントディスプレイで体験するVRの地理教材があれば、地理学が伝統的に重視してきた現地での「地理的な見方・考え方」の教育を、距離、費用、社会的制約を超えて教室内で再現できる。さらに仮想空間の特性を活かせば、事象の観察時に崖から飛び降りたり、空を飛んだりするような現実では不可能な自由度の高い学習行動も可能となる。本講演では、自然環境、地誌、災害、文化資源などを実際にVR教材にした事例や、それを用いた教育の実践例と効果について紹介する。
立命館大学文学部共催
2024年10月23日(水)18:00より、Web配信にて第139回国際ARCセミナーを開催いたします。プログラムは下記となります。
講師:彬子女王殿下(京都産業大学 日本文化研究所 特別教授、立命館大学 客員教授)
タイトル:「王室と皇室のものがたり―日英交流の軌跡-」
日時:2024年10月23日(水)18:00~19:30
参加:関係者のみに別途ご案内しております。
文化資源の2D、3Dデジタルアーカイブとデジタル資料の管理・可視化に関するワークショップを開催いたします。本ワークショップでは、3日間かけて、文献・古典籍のような資料の撮影手法、データベースの登録と管理手法、写真測量による3Dモデルの作成手法、360度画像の取得・展示手法、GISを用いた地図作成手法などについて、演習形式で解説します。
日程・内容
本ワークショップは、11/22-24の3日間の日程で、次の内容・スケジュールで行います。
11/22(金)
13:00〜17:00 「文献・古典籍の撮影」
11/23(土)
9:00〜12:00 「ARCデータベース機能を用いたデジタルアーカイブ①」
13:00〜17:00 「ARCデータベース機能を用いたデジタルアーカイブ②」
11/24(日)
9:00〜10:30 「写真測量などを用いた3Dモデルの作成とデータの編集・可視化」
10:30〜12:00 「360度カメラによる全天球画像の撮影とバーチャル展示」
13:00〜15:30 「ArcGIS onlineと景観写真を活用したWeb地図の作成」
15:30〜16:00 「情報共有・意見交換」
講師:赤間 亮(文学部・教授)、山内啓之(衣笠総合研究機構・准教授)、堀池理生(衣笠総合研究機構・研究員)、平野理紗子(文学研究科・博士課程)、戸塚史織(文学研究科・博士課程)
対象者:日本文化資源デジタル・アーカイブ国際共同研究拠点(ARC-iJAC)または、「日本文化デジタル・ヒューマニティーズ拠点」プロジェクトにて活動する研究代表者および研究分担者
対面参加:10名(定員)
オンライン参加:定員なし ※演習の様子をZoomにて中継しますが、当日は会場の進行・補助が優先されることをあらかじめご理解のうえ、ご参加ください。
会場:立命館大学アートリサーチセンター 3F
アクセス:https://www.arc.ritsumei.ac.jp/j/aboutus/access.html言語:日本語
持ち物:PC(Windowsが望ましい)を持参してください
主催:立命館大学アート・リサーチセンター 文部科学省 国際共同利用・共同研究拠点「日本文化資 源デジタル・アーカイブ国際共同研究拠点」(ARC-iJAC)
参加希望者は、→ グーグルフォームから参加登録を行なってください。申し込み期限は、2024年11月8日です(対面は定員に達し次第、募集を終了します)。
本ワークショップに関するお問い合わせは、ml-tech-support (at) ml.ritsumei.ac.jp (at を @に変えてください) までお願いいたします。
2024年度 ARC-iJACプロジェクト「演劇上演記録データベースを活用した、演劇資料画像検索閲覧システムの構築に関る研究」の一環として、公益財団法人松竹大谷図書館は2024年10月18日より、歌舞伎の舞台で実際に使用された、竹本の「床本(ゆかほん)」をWeb上で閲覧できる「竹本床本検索閲覧システム」を公開いたしました。
床本とは、歌舞伎の義太夫狂言などで、浄瑠璃を語る竹本の太夫が舞台上で使用する台本のことです。義太夫の詞章や節付けのほかに、語り出しのきっかけとなる俳優の台詞や演技、竹本の三味線方の譜や演出などに関する書き込みなど様々な情報が書き込まれています。
松竹大谷図書館では、戦前から戦後にかけて活躍した歌舞伎の竹本の太夫、初世竹本鏡太夫と初世豊竹寿太夫が実際の舞台で使用した床本を所蔵しています。
これらの資料は、現在も歌舞伎座などに出演している竹本の実演家に上演の参考資料として使用されています。
デジタルアーカイブ「竹本床本検索閲覧システム」は、 松竹大谷図書館と立命館大学アート・リサーチセンターとの間で結ばれた協定に基づき、 システムの開発及びWeb公開をアート・リサーチセンターが行っています。
このデジタルアーカイブにおいて 590 件 のデータを公開することとなり、 Web 上で全ページご覧いただけます。
(※うち、 48 件は著作権保護期間が終了していないため画像は非公開です。)本事業のデジタル化により床本原物の保存を図るとともに、アーカイブをWeb公開することで、竹本の実演家のニーズに応えることはもちろん、歌舞伎研究や歌舞伎愛好家の皆さま、また今後の歌舞伎義太夫狂言の上演等にも役立つことを願っております。
松竹大谷図書館公式プレスリリースは→こちらです。
2024年10月2日(水)18:00より、Web配信にて第138回国際ARCセミナーを開催いたします。
プログラムは下記となります。
講師:Lani ALDEN氏(カリフォルニア大学バークレー校日本研究博士課程大学院生)
タイトル:「New Approaches to Digital Humanities: Large-Language Models and Large-Scale Tokenized Personal/Public Databases of Primarily Japanese Sources」
日時:2024年10月2日(水)18:00~19:30
参加:Zoom配信(関係者のみ・予約不要)
※クローズドイベントのため、YouTube配信はございません。
[イベント情報]2024年9月27日(金)この度、日本学術振興会(JSPS)および英国研究・イノベーション機構(UK Research and Innovation, UKRI)の助成による国際共同研究プロジェクト「Creative Collaborations: Salons and Networks in Kyoto and Osaka 1780-1880(上方文化サロン:人的ネットワークから解き明かす文化創造空間 1780-1880)」の一環として、大英博物館と立命館大学アート・リサーチセンター 文部科学省 国際共同利用・共同研究拠点「日本文化資 源デジタル・アーカイブ国際共同研究拠点」(ARC-iJAC)の共催シンポジウムが2024年9月10日、11日に開催されました。
立命館大学アート・リサーチセンター(ARC)センター長の赤間亮教授と大英博物館アジア部学芸員の矢野明子博士を研究代表者とするこの研究プロジェクトは、大英博物館、そして日本各地に所蔵されている5,000点を超える作品を分析することで、前近代日本、特に1780年から1880年頃の京阪神地域で発達した“上方文化サロン”や文化創生における集団制作(合作)システムの文化的・社会的影響を調査・分析し、高度な文化成熟が成立するメカニズムを解明することを目的としています。
本プロジェクトでは、ARCが構築・運営するオンライン型研究システム「上方文化人総合データベース」に、これらの作品を登載しました。このシステムは、研究活動に活用できる前近代日本文化研究の新たなポータルとして、複数のデータベースにより構成されています。将来的に同様の形で異なるテーマのポータルを追加することも可能です。
<ARCバーチャル・インスティテュート:「上方文化サロンとネットワーク 1780年~1880年」>
本シンポジウムは日本語と英語で行われ、一般公開されました。
全講演者の講演要旨集は→こちらからダウンロードできます。
プログラム
(※) は日本語での発表でした。Day 1: September 10, 2024 9:00-9:10 Greetings
Akiko Yano (British Museum)9:10-11:00 Session 1: Poetry (haiku) circles and artists Speaker 1
Scott Johnson (Professor Emeritus, Kansai University): Notes on "A Haiku Journey to Osaka"Speaker 2
Yokoya Ken'ichiro (Otsu City Museum of History): 中嶋来章と俳諧摺物―義仲寺をめぐる絵師と俳壇 (※)Speaker 3
Ida Taro (Professor, Kindai University):『花月帖』から見える東西のサロンの交流 (※)Speaker 4
Sugimoto Yoshihisa (Professor, Tohoku University): 渡辺南岳と中村芳中の江戸行―俳諧と絵画の交流 (※)Discussant: Alfred Haft (British Museum) 11:05-12:55 Session 2: Osaka, a centre of literati culture Speaker 1
Nakatani Nobuo (Professor Emeritus, Kansai University; online): Kimura Kenkadō and his fellow artistsSpeaker 2
Tsukuda Ikki (Issa-an tea master; online): 煎茶サロンの仕掛け・語らいを生む絵画 (※)Speaker 3
Paul Berry (Professor Emeritus, Kansai University of Foreign Studies): Nature of literati world in OsakaSpeaker 4
Akeo Keizo (Professor, Osaka University of Commerce): 文化サロンとしての蔵屋敷 (※)Discussant: Andrew Gerstle (Professor Emeritus, SOAS University of London) 13:00-14:00 Break 14:00-14:50 Session 3: Independent paper Akama Ryō (Professor, Ritsumeikan University): 幕末明治の京都・大阪における文化サロン人物ネットワークのデータアーカイブと分析システム (※)
Commentator: Matsuba Ryoko (Sainsbury Institute for the Study of Japanese Arts and Cultures)14:50-15:10 Break 15:10-17:00 Session 4: Literary and artistic circles: publications, popularisation and commercial aspects Speaker 1
Xiangming Chen (PhD student, University of Oxford): Guide to literati: Kenkadō, Osaka publishing and reception of Qing artSpeaker 2 John Carpenter (Metropolitan Museum of Art): Collaborative paintings with poetry inscriptions as records of Kyoto salon culture Speaker 3 Yamamoto Yoshitaka (National Institute of Japanese Literature (NIJL)): Court nobles among renowned masters and friends: The imperial court and albums of calligraphy and painting in the early 19th-century Kyoto-Osaka region Speaker 4 Jingyi Li (Assistant Professor, Occidental College in Los Angeles; online): Commercialized gatherings and commodified literati in 19th-century shogakai Discussant: Ellis Tinios (Professor Emeritus, University of Leeds) Day 2: September 11, 2024 9:30-11:20 Session 5: Connections and networks via art Speaker 1
Iwasa Shin'ichi (Osaka Museum of History): 江戸時代後期の京坂と近隣地域における合作書画の諸相について-制作背景と揮毫者を中心に-(※)Speaker 2
Yamamoto Yukari (Wako University): 春画とサロン―長崎来舶清人との関係を中心に (※)Speaker 3 Hirai Yoshinobu (The National Museum of Modern Art (MOMAK)): 京・大坂における長崎派風の伝播の諸相 (※) Speaker 4 Timothy Clark (Honorary Research Fellow, British Museum): Maruyama-Shijō art at the British Museum Discussant: Rosina Buckland (British Museum) 11:20-12:00 General discussion
シンポジウム「Creative Collaborations in Kyoto, Osaka and Beyond, 1770-1900」
日時:2024年9月10日(火)9:00~17:00、9月11日(水)9:30~12:00
会場:イギリス・ロンドン RG01, SOAS University of London
主催(英国側):大英博物館
主催(日本側):立命館大学アート・リサーチセンター 文部科学省 国際共同利用・共同研究拠点「日本文化資 源デジタル・アーカイブ国際共同研究拠点」(ARC-iJAC)ヘッダー画像クレジット:Tanida Sukenaga (artist, 1748-1825) and six haiku poets, Six poets (imitating the theme of 'Six Immortal Poets'). Surimono, colour woodblock print, 1808. British Museum, 1987,0729,0.2.
2024年度「AI解読支援システムを使った くずし字解読力錬成講座」をスタートします。
この講座は、ARCが運用する古典籍・浮世絵・古文献データベースの機能である「くずし字翻刻支援・教育システム」を使ってオンライン上で行われるものです。いつでも、どこでも、自由に時間を使って訓練ができます。
国内外の日本学研究者でくずし字解読の能力を身に着けたい方はだれでも参加できます。特徴は、
1,熟練のチューターによって添削指導を受けられること
2,AIによるサジェスト機能が使えること
3,ARCの大規模なデータベースに登載されている作品から教材を広く選択できること。
4,データベース未搭載の作品も、追加できること。
単発で行われるくずし字講座や翻刻そのものが目的のシステムとは違い、自分のペースで自身で作品・資料を読み進めながら<解読能力の訓練>をしていくことができることです。
初級・中級レベルの方々が主に対象になります。なお、本システムは画面単位でのOCRシステムMIWOも導入しています。MIWOによって解読された結果を保存したうえで、修正していくことで高速に翻刻プロジェクトを進めることができます。
個人・グループの研究プロジェクトで、特定の作品・作品群の翻刻プロジェクトへの支援を希望する場合も、この機会にプロジェクト登録してください。参加費は無料です。
※なお、本講座は、令和 6(2024)年度「国際日本研究」コンソーシアム公募事業の支援を受けています。参加希望の方は下記のフォームからお申し込みください。
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申込みフォーム
締切日:2024年10月4日(金)12時(JST)【実施内容詳細】
実施期間:2024年10月14日から2025年3月15日まで
使用言語:日本語(日本語古文献の翻刻能力を身に着けるには日本語能力が必要です)
1、くずし字で書かれた文献を解読していきたい初心者から中級者(定員:25名)
※熟練チューターの添削指導を受けられます。2、AI文字単位解読支援・MIWO翻刻システムを使い、翻刻プロジェクトを展開したい個人・グループ
※チューターの指導は受けられません。なお、博士論文等や自身の研究論文に引用する文献の解読のみに特化した目的での参加はご遠慮ください。
【スケジュール】
10月14日頃 採択通知
10月17日(JST 20時)・18日(JST 9時) オンライン説明会(見逃し配信があります)
11月・12月に古典籍にかかわる講演(英語・日本語)
※また、期間中数回のシステム講習会を予定しています。3月下旬 クロージング・ミーティング開催
【問合せ先】
立命館大学アート・リサーチセンター
国際卿共同利用共同研究拠点 事務局
Email: r-darc@st.ritsumei.ac.jp
Tel: +81-75-465-8476