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ARC-iJAC Activities

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BM-2020.3015.046.jpg今年9月3日に大英博物館から発表・オンライン公開され、日本でも反響のあった葛飾北斎の未刊原稿『万物絵本大全図』(ばんぶつえほんだいぜんのず)が、アート・リサーチセンターのデータベースからも閲覧できるようになりました。

今回、ARC独自の調査によって加えられた情報もあり、メタデータは、本家のデータベースよりも詳しくなっています。

<背景について>

この作品は、パリの宝石商アンリ・ヴェヴェールの旧蔵品でしたが、70年前にオークションに出て以降、所蔵者がわからなくなっていたところ、昨年発見され、大英博物館が購入しました。

中国やインドなど海外を含めて、森羅万象を描こうとした103枚の図譜の下絵からなる本作品は、様々な苦難により北斎の活動低迷期と考えられていた1820年代後半に描かれたという点において、重要な作品と考えられています。これらの作品制作が、後に自身の代表作でもある「冨嶽三十六景」(1831-1833)の制作にもつながった芸術性の飛躍の転機になったともいえるでしょう。

浮世絵ポータル・データベース:

日本語 https://www.dh-jac.net/db/nishikie/results.php?f1=BM-2020.3015&-max=50&enter=portal&lang=ja

英語 https://www.dh-jac.net/db/nishikie/results.php?f1=BM-2020.3015&-max=50&enter=portal&lang=en

古典籍ポータル・データベース

https://www.dh-jac.net/db1/books/BM-2020.3015/portal/

データベースで公開されている画像は、アート・リサーチセンターのスタッフが撮影したものです。

<大英博物館との協力について>

アート・リサーチセンターは、大英博物館の日本関係資料のデジタル化を10年以上の長期に亙って、進めています。これらのデジタル化された作品は、大英博物館のコレクション・サーチシステムからも閲覧できますが、契約条件の下、ARCからもWEB配信されており、ARCのデータベースからしか閲覧できないものが数多くあります。

ARCが提供する大英博物館の作品専用の閲覧データベースは、こちらです。

大英博物館所蔵日本古典籍閲覧システム(1,567作品)

日本語 https://www.dh-jac.net/db1/books/search_bm.php

英語 https://www.dh-jac.net/db1/books/search_bm.php?lang=en

大英博物館所蔵浮世絵・絵画作品閲覧システム(20,436作品)

日本語 https://www.dh-jac.net/db/nishikie/search_bm.php?lang=ja

英語 https://www.dh-jac.net/db/nishikie/search_bm.php?lang=en

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この度、ARC-iJACの研究プロジェクトを推進している松竹大谷図書館が、「川上音二郎・貞奴一座欧米公演関係資料アルバム(通称【音貞アルバム】)」を公開しました。

こちらからデータベースにアクセスできます。

https://www.dh-jac.net/db1/resource/search_sol.php

この《松竹大谷図書館特別資料閲覧システム》は、ARC-iJACが開発したものです。

同資料のデジタル・アーカイブ化は、松竹大谷図書館が2018年に実行したクラウドファンディング・プロジェクト「【第7弾】世界へ翔んだ、川上音二郎・貞奴の軌跡を未来へ。」で募集した支援金により行われました。.

現在は、クラウドファンディング・プロジェクトは【第9弾】まで成功しています。.

川上音二郎は、「オッペケペー節」で一世を風靡した自由民権運動の壮士・俳優・興行師です。明治に生まれた新らしい演劇「新派」の祖とされ、日本演劇の近代化に大きな役割を果たした人物です。また、その妻となった貞奴は、近代における女優第一号とされます。

このアルバムは、音二郎の一座が、明治32年4月からアメリカ・ヨーロッパを興行して廻った間の手紙や雑誌記事が貼り込まれたもので、大変貴重なものです。

システムの開発及び公開は、松竹大谷図書館と立命館大学アート・リサーチセンターとの間で結ばれた協定に基づき、アート・リサーチセンターが行っています。

また、同図書館は立命館大学アート・リサーチセンター国際共同利用・共同研究拠点のにて、2020年度国際共同研究(個別テーマ型)プロジェクト「演劇上演記録データベースを活用した、演劇資料画像検索閲覧システムの構築に関る研究」にも取り組んでいます。

【音貞アルバム】の詳細については、以下を参照してください。

「【第7弾】世界へ翔んだ、川上音二郎・貞奴の軌跡を未来へ。」プロジェクト

https://readyfor.jp/projects/ootanitoshokan7

松竹大谷図書館は、1956年に東京に設立されました。日本の演劇に関する資料を専門に扱っています。(主に歌舞伎、文楽、新派、新劇、商業劇) また、映画やテレビ関連の脚本、雑誌、ポスター、写真集などもあります。

2020年9月5日に行われた「名古屋片山能オンライン特別公演」の動画が、2021年10月10日までの期間限定でYouTubeにて無料配信中です。

片山家能楽・京舞保存財団とアート・リサーチセンターは、協定にもとづきこれまでも様々な活動を行ってきましたが、コロナ禍において、日本の古典芸能をいかに世界に向けて発信していくかという課題に対し、2020年度国際共同利用・共同研究拠点「日本文化資源デジタル・アーカイブ国際共同研究拠点」の研究設備・資源活用型研究プロジェクトとして、実践型の研究を進めています。今回の動画配信は、その研究成果のひとつです。

<プログラム>

能「弱法師(よろぼし)」 片山九郎右衛門 ほか

能「殺生石(せっしょうせき)」 味方玄 ほか

片山家能楽・京舞保存財団オフィシャルYouTubeチャンネルへのご登録もぜひお願いします。

yano_keiji_profile.jpgProf. Yano, thank you for your time today. As an expert in the field of human geography and geographical information science, your research comprises digitally archiving the historical city of Kyoto. Can you tell us about your motivation and how it all started?

Prof. Yano: The rapid advancement in ICT technology and the development of Internet-based GIS (geographic information system) in the past decades have eased the digitization of cultural assets and their distribution via the Internet.

In the early 2000s, the Department of Geography at Ritsumeikan University had accumulated an enormous amount of geospatial information on the historical city of Kyoto including paper maps, digital maps, and national land information, while the Art Research Center (ARC) had been proactive in using cutting-edge information technologies.

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[イベント情報]
2020年8月 1日(土)

立命館大学アート・リサーチセンターの研究メンバーらが、研究プログラムの概要を紹介する場である毎年夏恒例のイベント・ARC Dayを、8月1日(土)に開催しました。今年は新型コロナウィルス感染拡大防止のため、オンラインでの開催となりました。

今回のARC Dayでは、「"遊び”:アート・エンターテインメント研究」をテーマとしたコラボレーション型プロジェクトの発表も行われました。コラボレーション型プロジェクトは、文理融合型研究を推進すると同時に、若手研究員や大学院生の育成を目的とした新たな試みで、デジタル日本文化資源を活用したエンターテイメント性の高い研究や、深層学習を用いてゲーム感覚で甲骨文字を読むための研究などについて発表があり、活発な意見交換も行われました。

また、各セッションでは大学院生や若手研究者らがディスカッサントとして参加し、質疑応答に積極的に参加すると同時に、普段交流のない異分野の若手研究者らとの意見交換も行いました。

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title.jpg立命館大学アート・リサーチセンター、文部科学省国際共同利用・共同研究拠点「日本文化資源デジタル・アーカイブ国際共同研究拠点(ARC-iJAC)」は、6月27日(土)、28日(日)に、2020年度『日本アートドキュメンテーション協会(JADS)の年次大会』を共催しました。

今年度は、コロナウイルス感染防止のため初のオンライン開催となりましたが、参加者は非会員を含め、130名以上に上りました。

今年度の大会は「芸術文化資源デジタル・アーカイブの国際的共同利用-オンライン環境での知的生産システムとそのツール(芸術と文化資源のためのデジタルアーカイブの国際共同利用- 「オンライン環境における知的生産システムとそのツール」をテーマとして開催されました。

hosoi_sensei.jpg大会では、アート・リサーチセンター(ARC)所長の細井浩一より、開会の挨拶と共にARC-iJACのデジタル人文科学分野における国際的な研究活動をご紹介しました。続いて、3人の発表者が、これまで参照情報にばかり焦点が行くことの多かったデジタルアーカイブの役割について、次世代のデジタル研究環境を目指す活動を紹介すると共にオンライン上での知的情報循環の構築についてその方法論や将来の方向性について発表し、ウェブ上で活発な議論が行われました。 発表者のの一人であるアートリサーチセンター

津田光弘研究員は、ARCリサーチスペースとARCデータベースのコンセプトと活用法を初めて公開すると共に、デジタル資源と知的活動の関係を効果的に構築する上での彼らの役割を紹介しました。

akama_sensei.jpgARC-iJACは、日本アートドキュメンテーション協会(JADS)の活動を支援し、研究者、学芸員、司書が情報を「閲覧」できるだけでなく、アーカイブすることもできるオンラインナレッジサイクルの確立に貢献することを目指しています。またこれらのリソース間の「関係」により、将来的にそれらを「編集」および「再アーカイブ」することで新しい知の創出を目指してまいります。

hosoi_sensei.pngProf. Hosoi, thank you for your time today. As one of the pioneers in digital game research in Japan, you have successfully expanded the "Game Archive"-project over the last two decades. Moreover, the Ritsumeikan Center for Games Studies (RCGS) has been established in 2011. Could you tell us about your recent updates?

Prof. Hosoi: There have been some positive developments in the last 4-5 years. Firstly, government funding from the Agency of Cultural Affairs has been increased for the RCGS which enabled us to create new rooms and facilities for game research and archiving - despite the notorious lack of space on Kinugasa campus.

Secondly, networking has been greatly expanded, especially with overseas institutions. While we only had a few connections with institutions in the US about five years ago, we have been able to form new alliances with overseas institutions, particularly in Europe.

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 2020年2月25日、立命館大学とカルフォルニア大学バークレー校(以下、UCバークレー)は研究協力協定を締結しました。

 立命館大学アート・リサーチセンター(以下、ARC)では赤間亮教授(文学部)の研究チームが十数年に渡って、UCバークレーでデジタル・アーカイビングを中心とした研究協力を進めてきました。本協定は、この研究協力を恒常的な研究連携として展開することを目的として締結されました。

 ARCは、全国の私立大学の中で唯一の拠点として文部科学省の「国際共同利用・共同研究拠点」に昨年、認定されました。世界トップレベルの研究大学であるUCバークレーとの研究協力協定締結を受けて、今後ますます国際的な研究活動を展開することが見込まれています。また、研究分野を問わない包括研究協力協定であるため、本学の他の研究分野での国際的な連携や共同研究の推進も期待されます。

 UCバークレーで行われた締結協定記念イベントでは、松原洋子副総長が協定締結を記念した講演を行い、本学とその研究概要を紹介しました。続いて、ARCセンター長の細井浩一教授(映像学部)、副センター長の赤間亮教授、矢野桂司教授(文学部)、鈴木桂子教授(衣笠総合研究機構)がARCと国際共同利用・共同研究拠点の活動紹介を行いました。UCバークレーからは東アジア言語・文化学部長、日本学研究所所長、東アジア研究所長を始めとする関係者が出席し、本学関係者と交流を深めました。

 また、本学関係者はUCバークレー副総長のLisa Aluarez-Cohen教授を表敬訪問し、研究協力協定締結と今後の両大学の協力関係について協議しました。

 本学は、今後も国際共同研究を積極的に展開し、その成果を広く社会に還元し、社会に貢献する「グローバル研究大学」を目指してまいります。

_DSC0040バークレー副総長と.JPG _DSC0051.JPG

■写真:講演とFunction Dinner(晩餐会)の様子、UCバークレー副総長との会談の様子

UCバークレー(英語)

https://www.berkeley.edu/

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