◆1.3江戸中期の歌舞伎目次

舞踊劇の完成

それまで、女方の専売特許のようになっていた舞踊であるが、しだいに立役にも名手があらわれてくる。中村輔五郎や市村羽左衛門が、宝暦期には浄瑠璃所作事を頻繁に出していくが、それより少し遅れて、中村仲蔵が頭角をあらわし、常磐津や富本という豊後節の隆盛と相俟って「関の扉」「戻り駕」などの名作が次々と生み出された。

 

トラックバックURL

このエントリーのトラックバックURL:
https://www.arc.ritsumei.ac.jp/lib/mt/mt-tb.cgi/1092

コメントする

(初めてのコメントの時は、コメントが表示されるためにこのブログのオーナーの承認が必要になることがあります。承認されるまでコメントは表示されませんのでしばらくお待ちください)