やつし事
「やつし」とは、もともと高貴な身分の人が零落して、下賤な姿となって演技することで、職人や商人となってさまざまな可笑しみをともなった演技をみせた。元禄期の代表的な演技に「やつし事」がある。それをもっとも得意としたのは、坂田藤十郎であった。
元禄歌舞伎で有名な狂言作者には富永平兵衛や近松門左衛門がいます。
元禄期にはすでに歌舞伎の役柄がほぼ出そろっており、女方の演技術も高度な域に達していました。
初代市川団十郎 元禄17年2月17日 市村座の舞台で、観客の見ている前で、劇的な死を遂げた。