一番
開演一時間前ほどに聞えてくる太皷の音。「一番太鼓」ともいう。
劇場での興行がはじまったころ、劇場の入り口の上には城門の櫓をまねした「櫓(やぐら)」を建てていた。芝居が開くことが決ると、その早朝に櫓の上では、開演を知らせる太鼓が打たれたもので、一時、それは柳営とまぎらわしいからということで禁止されるが、その内に復活して、昭和期まで引継がれたものである。
開演一時間前ほどに聞えてくる太皷の音。「一番太鼓」ともいう。
劇場での興行がはじまったころ、劇場の入り口の上には城門の櫓をまねした「櫓(やぐら)」を建てていた。芝居が開くことが決ると、その早朝に櫓の上では、開演を知らせる太鼓が打たれたもので、一時、それは柳営とまぎらわしいからということで禁止されるが、その内に復活して、昭和期まで引継がれたものである。