京都創生座第5回公演「舞扇要結縁」

京都創生座の3作目となるオリジナル新作。2009年3月に上演された前作「四神記―神降る都の物語―」は前売券が完売するなど好評で,2010年2月に,同作品を改変し初の東京公演も実施することができました。今回は満を持しての京都での新作発表です。創生座ならではの,さまざまなジャンルの伝統芸能の競演,新たなコラボーレーションも健在です。物語の要となる「舞扇」をめぐって,繰り広げられる舞による対決や,新しく作曲された長唄や箏曲等も見逃せません。初めて伝統芸能に触れられる方から,伝統芸能に造詣の深い方まで幅広い層の皆様に御満足いただける豪華で充実した内容となっています。

◆あらすじ
慧星(けいせい)と天津乙女(あまつおとめ)。天界で暮らす舞の名手である二人は,扇を交換し,愛を誓う。しかし,二人は結ばれることなく,来世での成就を祈り,別々の場所へ落ちていった。
しばらく時がたった下界。ところは都。歌舞伎舞踊で隆盛を誇る「創座」と,能楽の粋を極める「生座」という人気の二座が,競べ舞をするという話題で持ちきりだった。この競べ舞は,「創座」の美しき舞姫と,「生座」の若き仕手のお披露目の場ともなる。
二人が持つのは,生れた時に天から降り下ったという扇。二つの扇が重なった時,また新たな恋が始まろうとしていた。
しかし,二人は共に座を受け継ぐ身であり,またしても結ばれる恋ではなかった。それぞれの座の大夫が立ちあがり,座が受け継いできた伝統を,とぎれさせることはならないと,想いを込めた舞を舞いはじめる...。


日時

2010年9月4日(土) 16時~

場所

京都会館第2ホール

料金

1階指定席 3,500円(当日4000円)、
2階自由席 2,500円(当日3000円)、
2階学生席 1,500円(当日2000円)
*学生は学生証の提示が必要

出演者
藤間勘吾(日本舞踊藤間流)
味方玄(観世流能楽師)
茂山正邦(大蔵流狂言師)
茂山茂(大蔵流狂言師)
若柳吉蔵(日本舞踊若柳流宗家)
豊嶋晃嗣(金剛流能楽師)
片山伸吾(観世流能楽師)
若柳弥生(日本舞踊若柳流)
能楽囃子 笛:杉信太朗,小鼓:曽和尚靖,大鼓:谷口有辞
長唄     唄:杵屋勝彦・杵屋勝六三
三味線:杵屋浩基・杵屋寿哉
邦楽囃子   大鼓:中村寿慶,小鼓:藤舎悦芳,太鼓:望月善行,笛:藤舎伝
生,陰囃子:望月太八一郎
地歌筝曲   野田友紀, 井口はる菜
尺八     岡田道明
地謡     味方團・田茂井廣道・河村和晃
後見     豊嶋幸洋・大江信行・宮本茂樹

*出演者、演目は都合により変更になる場合があります。ご了承ください。

*前売券取扱
○京都芸術センター
◯大丸京都店
◯高島屋京都店
◯京都会館
○チケットぴあ[TEL 0570-02-9999 Pコード405-761]

※未就学児童入場不可。託児サービスあり。


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