●『色彩間苅豆』
『色彩間苅豆』の累の衣裳、淡紫色の秋草繍模様の振袖の下に着る襦袢は「白羽二重衿白地に赤紅葉模様の丸振袖」と言います。 襦袢は着付の下に着ているので普段は模様が見えないのですが、累が与右衛門に鎌で斬りつけられた後、肌を脱ぐと現れます。この赤紅葉を累の「血汐」に見立てて、衣裳によっても情景を表現しています。 血を流す場面ではありますが、血を紅葉に見立てることによって全く違う情景に見えます。
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『色彩間苅豆』の累の衣裳、淡紫色の秋草繍模様の振袖の下に着る襦袢は「白羽二重衿白地に赤紅葉模様の丸振袖」と言います。 襦袢は着付の下に着ているので普段は模様が見えないのですが、累が与右衛門に鎌で斬りつけられた後、肌を脱ぐと現れます。この赤紅葉を累の「血汐」に見立てて、衣裳によっても情景を表現しています。 血を流す場面ではありますが、血を紅葉に見立てることによって全く違う情景に見えます。
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