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2007年01月16日

●<1>市川 団十郎

「父任侠の勇気を受て荒事といふ事の道を開けり。紅粉を以て遍身を塗、三升の鍔の大太刀、日の丸の小さき扇。其比の離狂言を時代狂言の続きに仕組、大あたりと手を打事、皆才牛より始れり。実に芸中の太祖と称すべし。さて世に賞する証物には五月の大太刀三升の鍔を本とし、一枚絵製法、蓬艾、唐錦の華紋に三升ある事、其名唐土に及べり。辺鄙の嬰児まで団十郎せよといへば、手を揚口を明ク事を知る」(『父の恩』享保15年)

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