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【募集は終了いたしました】くずし字翻刻システムを使った古文献解読錬成講座
2021年5月14日(金)

 立命館大学アート・リサーチセンターでは、文部科学省国際共同利用共同研究拠点の研究支援活動の一環として、下記の通りARC古典籍ポータル・データベースと翻刻システムを使った古文献の解読講習会・錬成講座、ならびに古文献の解読を目指すプロジェクトの支援を実施することになりました。
 講習会は、前期・後期にわけ、前期は翻刻の基礎知識とシステム利用方法に重点をおいた講習を実施し、前期だけである程度読めるようにすることを目標としています。
 後期は、初級・中級レベルの方々が、自分が翻刻したい作品を選んで翻刻していきます。翻刻した本文は、翻刻システムを通じて、熟練のスタッフが添削・指導します。
 また、特定のテーマを持った研究プロジェクトとして翻刻を進められる場合も、使用方法を説明を受けた上、システムを利用することが可能です。
 いずれも参加費無料です。


■参加登録
 参加希望の方は次のフォームからお申し込みください。(定員になり次第、締め切らせていただきます)
参加申込フォーム



[実施内容詳細]

第1Phase 初心者から中級者までの講習会
 ARC翻刻システムを使った、くずし字文献の解読訓練・講習会
 読み方を教えるくずし字講座とは少し違い、自分で読み進めながら解読能力の訓練をします。

【実施要領】

1. ARCの翻刻システムの使い方+翻刻システムを使った講習
2. 開講日時:2021年5月14日(金)、5月28日(金)、6月18日(金)
Aセッション(JST:9時開始)、Bセッション(JST:21時開始)
⇒A・Bの時間帯でそれぞれ90分間の講習会を予定
3. 受講者定員:それぞれ 8 名(第3Phaseのプロジェクトをスタートする方は、別枠で受入れます)
4. 受講対象者:古文書・古典籍などの翻刻を自分でできるようになりたい初心者から中級者
5. 翻刻作品は、初級~中級までの素材を主催者側で用意します。

⇒ZoomとARC古典籍ポータルDB(翻刻・支援システム付)を使ったオンライン開催

※第3Phase をすぐに始めるため、システムの使い方の説明を受けたい方も申し込めます。

第2Phase 初心者から中級者までの翻刻体験
 参加者が個別に自分で解読していきたい作品を選び、ARC翻刻システムの上で翻刻を進めます。
 翻刻結果に対して、熟練スタッフが添削を行ないます。
 また、未読文字についても、ARC翻刻指導機能を使った回答を提示していきます。
 参加者は添削やサジェスチョンを受けながら読み進めることができます。

【実施要領】

1. 第1Phase に参加の上、システムの使用方法を理解してください。
2. 個別プロジェクトに登録して、開始です。
3. 実施時期:2021年9月下旬開始~2022年3月まで
4. 受講者定員:個人・グループ単位で、5件程度
5. 受講対象者:第1Phaseの講習会を受講した方或いはグループ

⇒9月下旬に1回のZoomによる全体ミーティングのあと、ARC古典籍ポータルDBを使って、翻刻・添削が進められます。

第3Phase 研究プロジェクト型利用
 すでにある程度くずし字が読める研究者をリーダーとする研究グループが、特定の目的で翻刻を進めることができます。
 現在稼働しているARC翻刻システム、翻刻支援システム、翻刻本文の検索(文脈付き検索結果表示)、現代語訳の蓄積システムに加え、作成完了した本文に対するアノテーション・翻訳本文対応機能などが利用できる総合デジタルテキスト活用システム(2021年秋の本格稼働に向け準備中)が使えるようになります。

【実施要領】

1. 第1Phaseで、使用方法の講習を受けた上で、プロジェクトをスタートできます。
2. システムへの質問・相談は、ARCの国際共同利用共同研究拠点のテクニカルサポートボードからのサポートが受けられます。
3. 実施時期:2021年6月以降
4. 国際共同利用共同研究拠点の資源利用型プロジェクトに登録して、開始できます。
5. 対象者:まとまった翻刻対象資料があり、ARCのポータル・データベース上で、翻刻本文を作成していきたいプロジェクトであれば、だれでも参加できます。


講座担当者  赤間 亮・安宅 望