『絵本 真書太閤記』
作者：未詳
書型：豆本（銅版画）　1冊
出版：明治20年（1887）
所蔵：立命館ARC 作品番号:arcBK05-0124.

　明治期になっても、武者絵本のジャンルは江戸時代と変わらず大衆からの需要があった。明治になって新たな技法が取り入れられてもそのことに変わりはなく、明治になって書物や浮世絵が一新されたわけではないことがこの作品からうかがえる。このように武者絵本は大衆に非常に人気であり、教養であり物語であり歴史である分野なのである
　本作は、江戸時代に出版され大衆に非常に人気だった『太閤記』を絵本化したものである。（Y）

【参考作品】
『絵本 日吉丸軍記』　上巻
編著者：笠亭仙果
書型：小本　3冊
出版：慶応3年（1867）
所蔵：立命館ARC　作品番号:arcBK03-0416-01.