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バークレー美術館・太平洋フィルムアーカイブ(BAMPFA)が所蔵する浮世絵版画作品(1541点)が公開されました
2023年5月15日(月)

東海道五拾三次之内

バークレー美術館・太平洋フィルムアーカイブ(BAMPFA)が所蔵する浮世絵版画作品 1541点がアート・リサーチセンター(以下ARC)から公開されました。

Ukiyo-e Database for Berkeley Art Museum and Pacific Film Archive
※なお、浮世絵ポータルデータベースからも、所蔵機関に「BAMPFA」と入力すると閲覧できます。

BAMPFAは、バークレーのダウンタウンの中心部に建つ近代的で斬新なデザインの建物で、カリフォルニア大学バークレー校の大学美術館です。
ARCは、2019年9月に浮世絵版画のデジタル化を許可され、所蔵するすべてのデジタル化を完了しました。
その後、2020年2月にメタデータを加え、プロジェクトの報告を美術館に向けて行い、新型コロナウィルスのパンデミックの間も、データの整備を進めてきました。
今回、美術館担当者との調整の上、ARCからも画像閲覧のできるデータベースとして一般公開に至りました。
ARCからは、作品ごとに、BAMPFAのコレクションデータベースへのリンクボタンが設置されています。
1541点の内、名所絵が594枚と最も多く、次いで美人画が501枚、役者絵が224枚、武者絵83枚という構成で、絵師は、広重が359枚、国貞〈1〉が164枚、北斎が118枚、国芳が72枚となっています。特に注目できるのは、摺物が134枚、柱絵が120枚もあることで、この公開によって、一層の研究が進むことが期待されます。