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ARCの制作した《松竹大谷図書館特別資料閲覧システム》で、「川上音二郎・貞奴一座欧米公演関係資料アルバム」が公開しました。
2020年10月22日(木)

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この度、ARC-iJACの研究プロジェクトを推進している松竹大谷図書館が、「川上音二郎・貞奴一座欧米公演関係資料アルバム(通称【音貞アルバム】)」を公開しました。

こちらからデータベースにアクセスできます。

https://www.dh-jac.net/db1/resource/search_sol.php

この《松竹大谷図書館特別資料閲覧システム》は、ARC-iJACが開発したものです。

同資料のデジタル・アーカイブ化は、松竹大谷図書館が2018年に実行したクラウドファンディング・プロジェクト「【第7弾】世界へ翔んだ、川上音二郎・貞奴の軌跡を未来へ。」で募集した支援金により行われました。.

現在は、クラウドファンディング・プロジェクトは【第9弾】まで成功しています。.

川上音二郎は、「オッペケペー節」で一世を風靡した自由民権運動の壮士・俳優・興行師です。明治に生まれた新らしい演劇「新派」の祖とされ、日本演劇の近代化に大きな役割を果たした人物です。また、その妻となった貞奴は、近代における女優第一号とされます。

このアルバムは、音二郎の一座が、明治32年4月からアメリカ・ヨーロッパを興行して廻った間の手紙や雑誌記事が貼り込まれたもので、大変貴重なものです。

システムの開発及び公開は、松竹大谷図書館と立命館大学アート・リサーチセンターとの間で結ばれた協定に基づき、アート・リサーチセンターが行っています。

また、同図書館は立命館大学アート・リサーチセンター国際共同利用・共同研究拠点のにて、2020年度国際共同研究(個別テーマ型)プロジェクト「演劇上演記録データベースを活用した、演劇資料画像検索閲覧システムの構築に関る研究」にも取り組んでいます。

【音貞アルバム】の詳細については、以下を参照してください。

「【第7弾】世界へ翔んだ、川上音二郎・貞奴の軌跡を未来へ。」プロジェクト

https://readyfor.jp/projects/ootanitoshokan7

松竹大谷図書館は、1956年に東京に設立されました。日本の演劇に関する資料を専門に扱っています。(主に歌舞伎、文楽、新派、新劇、商業劇) また、映画やテレビ関連の脚本、雑誌、ポスター、写真集などもあります。