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2011年7月 1日
京都市明細図のWeb公開(京都府立総合資料館)
歴史地理情報班が総合資料館と連携して、2011年2月より京都市明細図のデジタル化とGIS化を行ってきました。7月1日付けよりこれらの成果の一部が、京都府立総合資料館の「京の記憶ライブラリ」の一部としてWeb上で公開されました。
京の記憶ライブラリ: http://kyoto-shiryokan.jp/kyoto-memory/index.php
また、京都市明細図の各図郭の位置をGoogleマップ上で表示し、京の記憶ライブラリ上に掲載されている画像へリンクするサイトを構築し公開しました。
バーチャル京都・京都市明細図: http://www.geo.lt.ritsumei.ac.jp/meisaizu/meisaizu.html
GISで作成した京都市明細図の索引図
2011年4月 1日
『京都の歴史GIS』を刊行しました
シリーズ日本文化デジタル・ヒューマニティーズの第3冊として、歴史地理情報研究班のメンバーが執筆した『京都の歴史GIS』を、ナカニシヤ出版より刊行しました。
詳しくは、下記のリンクをご覧ください.
文部科学省グローバルCOE プログラム「日本文化デジタル・ヒューマニティーズ拠点」(立命館大学)監修
矢野桂司・中谷友樹・河角龍典・田中 覚 編
http://www.arc.ritsumei.ac.jp/lib/GCOE/info/2011/03/gis-1.html
2010年11月12日
京都三条通の景観復原調査&打ち合わせ
東京大学等との共同研究である「デジタルミュージアム」プロジェクトの一環として、歴史地理情報研究班では、京都の三条通を対象とした景観復原に関する研究を進めています。
三条通は、近代京都のメインストリートの一つとして近代建築が多く残されていますが、同時に昭和初期においては祇園祭山鉾巡行の巡行路でもありました。
昨年度までの研究では、現在の三条通やモデルとなる京町家の内部の詳細モデルをCADCENTERとの共同研究により作成しました。
▲現在の三条通のVRモデル
今回の調査(2010年11月11日~12日)では、昨年度モデル化出来なかった部分や過去の状況を中心に、CADCENTERの河原さん(本研究班・客員研究員)・速水さんにお越しいただき、現地調査および構築に向けた検討をすすめます。 本研究の成果については、来年始めに学会で発表すべく準備を進めています。
▲京町家内部のVRモデル
2010年10月26日
京町家GISデータベースに関する記事掲載(京都新聞)
2010年10月21日の京都新聞(夕刊)に、京町家GISデータベース化に関する記事が掲載されました。
このデータベースは、京都市、(財)京都市景観・まちづくりセンターと共同して実施した「京町家まちづくり調査」によるもので、10月23日・24日に開催された第19回地理情報システム学会研究発表大会とGIS Day in 関西2010にて報告しました。
京都新聞の記事(http://www.kyoto-np.co.jp/education/article/20101021000097)も合わせて御覧ください。
2010年9月17日
FOSS4G2010の報告
2010年9月4日~12日の期間にわたってバルセロナにて開催されたFOSS4G2010に参加しました。
FOSS4Gは、 OSGeo財団(The Open Source Geospatial Foundation)の主催する国際会議で年1回開催されています。
今回のカンファレンスは、ヨーロッパでの開催ということもあり延べ900名近い参加者があり、多岐に渡るセッションや、GIS技術に関するWorkshop、Demo、Benchmarking、さらに閉幕後にもCode Sprint (プログラミングイベント)などが行われました。
本研究班からは、Toshikazu Seto, Ayako Matsumoto, Takafusa Iizuka and Keiji Yanoが"Visualization and Spatial Analysis with QGIS and OpenGeosuite: A Case Study of Geographic Information Collected through Citizen-participatory Surveys"と題してポスター発表を行ないました。
Extended Abstractは、こちらよりダウンロードできます(PDF形式)。
(発表者・記録: 瀬戸寿一)
続きを読む>>2010年8月23日
【研究会】時空間GISの質的・量的研究への応用
8月23日に、大学院国際先端プログラム(応用地理情報学I)のために来日されたMei-po Kwan教授とJohnathan Rush氏(Ohio State University)をお迎えし、Web活用技術班稲葉研究室と共同で
「時空間GISの質的・量的研究への応用」研究会を開催しました。
開催内容は以下のとおりです。当日は、10名が参加し、Kwan教授らが精力的に研究されているGISを用いた質的研究に関して活発な議論が行わなれました。
【研究会の目的】
時空間GISの新しい研究利用について、近年では量的データ処理に加え、質的データ処理、あるいは両アプローチを交えた分析方法論が提案されつつある。大学院先端プログラムにおいて招聘するOhio州立大学のMeio-Po Kwan教授を交え、時空間GISの今後の方向性について意見交換をはかり、共同研究の可能性を探る。
【メンバー】
Mei-Po Kwan 教授(オハイオ州立大学)
Johnathan Rush (オハイオ州立大学・院)
矢野桂司 教授(立命館大学)
稲葉光行 教授(立命館大学)
中谷友樹 准教授(立命館大学)
斎藤進也 博士(立命館大学研究員)
ほか Digital Humanities G-COH関連の大学院生・研究員
Kwan教授 Space-time Accessibility and Narrative GIS
稲葉教授 Kachina Cube: a space-time tool for narrative analysis
中谷准教授 Visualising space-time clusters in a space-time cube
矢野桂司 教授 Space-time GIS of Virtual Landscapes
総合討論と共同研究の可能性の議論
2010年6月30日
日本シミュレーション学会の奨励賞を受賞
2009年6月の第28回日本シミュレーション学会大会(於・芝浦工業大学)において発表された、下記の論文に関し、講演者の澤井雅和君 (田中・仲田研M2(当時))が日本シミュレーション学会の2009年度奨励賞を 受賞しました。
これを受けて、2010年6月の第29回大会(於・山形大学)において、表彰状等が授与されました.受賞論文は以下のとおりです。
澤井雅和,磯田弦,塚本章宏,小阪佳宏,仲田晋,田中覚, 「GISデータに基づく3次元都市モデルの自動生成」 第28回日本シミュレーション学会大会発表論文集,pp.227-230, 東京,June 11-13, 2009.
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