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2007年9月 4日
ボストン美術館 歌舞伎番付調査
2007年9月4日~9月12日
調査メンバー 赤間・倉橋
ボストン美術館に所蔵されている歌舞伎番付のデジタル撮影と目録化を開始しました。
ボストン美術館には、馬琴、関根只誠らがかつて所蔵していた江戸歌舞伎の番付が数多く所蔵されています。番付には、顔見世番付・辻番付、役割番付、絵本番付などの種類がありますが、ボストン美術館は、大量の顔見世番付と辻番付を所蔵していることに特徴があります。その数は、1800枚にも及び、江戸中期の辻番付に限れば、世界第一のコレクションです。
(写真はボストン美術館の入り口。開館を待つ人々)
2007年8月 9日
奈良大板木アーカイブ作業本番
2007年8月9日・10日の両日、奈良大学において
板木アーカイブ2D撮影を実施しました。
当日は、NHK奈良局、共同通信他、報道各社から、奈良大学教授永井一彰先生ともども、取材を受けました。
2007年7月25日
板木の3D撮影について
本プロジェクトは、理工学部田中弘美研究室との共同研究でもある。
田中研究室では、「VIVID 910」という3D スキャナを使っている。
今回は、その一番解像度高いレンズを用いて,撮影を行った。このレンズでは,1回の撮影で,約8cm×8cmのサイズの版木を撮ることができる。
そのため、大きな版木については約100回撮影を行なう必要がある。しかし、このレンズを用いることにより,版木表面の細かい凹凸を計測可能となるのである。6月7月の撮影を併せて、今年度は、6枚の板木の3Dアーカイブを実施した。
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2007年7月14日
大英博物館日本版画デジタルアーカイブ
本プロジェクトでは、2007年8月から世界に誇る大英博物館の浮世絵をデジタルアーカイブし、DB化を実施します。
大英博物館所蔵浮世絵は比較的名品は紹介されていますが、全貌や正確な点数は、まだ調査できていません。これらを本プロジェクトチームがこれまで培ってきた浮世絵アーカイブの技術を駆使して、全点デジタル撮影します。
※本プロジェクトのデジタル手法については、こちらを参照ください。
2007年6月18日
板木の2Dデジタルアーカイブ予備撮影
本日、奈良大学において、今後の板木デジタルアーカイブにあたっっての撮影方法を決定すべく、予備撮影を実施した。
今回の撮影では、デジタルスチルカメラによる2D撮影と同時に、田中弘美研究室との共同研究により3D撮影を実施するため、この二つのデータが連動するようなデータ作成が求められている。そのため、多方向からの光源により、できるだけ多くの画像を残す必要があるが、文化財の撮影であるため、もちろん作業の効率も勘案して、もっとも現実的な方法を実践する必要がある。
朝から撮影を始めて、たどり着いた結果は、六本の照明を、撮影台の廻りに均等に六角型になるように立て、それを一本ずつ点燈させ、さらに正面からの光線による撮影と併せて、一枚の板木に対して、7枚の映像を残す方法である。
その撮影効果の結果は、ここをクリック。