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]]>◆arcBK以下の形態による番号
大本 01-0001~
半紙本 02-0001~
中本 03-0001~
小本 04-0001~
豆本 05-0001~
巻子・貼込帖 06-0001~ ※冊子ではないもの
一枚摺 07-0001~
洋装本・近代和本 08-0001~
地図類 09-0001~
江戸顔見世辻番付 10-0001~
江戸役割絵本番付 11-0001~
上方番付 12-0001~
上方他絵尽 13-0001~
その他番付 14-0001~
◆個人コレクション
※コレクション番号以下は、上記形態番号を続ける。
1)林コレクション hay
2)白樺文庫 shiBK
3)桜井コレクション sakBK
4)藤井永観文庫 fujBK
◆所蔵浮世絵
UP0001~ ※ただし、UY0001~は初期収蔵品
2007年9月4日~9月12日
調査メンバー 赤間・倉橋
ボストン美術館に所蔵されている歌舞伎番付のデジタル撮影と目録化を開始しました。
ボストン美術館には、馬琴、関根只誠らがかつて所蔵していた江戸歌舞伎の番付が数多く所蔵されています。番付には、顔見世番付・辻番付、役割番付、絵本番付などの種類がありますが、ボストン美術館は、大量の顔見世番付と辻番付を所蔵していることに特徴があります。その数は、1800枚にも及び、江戸中期の辻番付に限れば、世界第一のコレクションです。
(写真はボストン美術館の入り口。開館を待つ人々)
カメラの解像度は、4000l×2880pixl
ライトは4灯、カメラを下向にし手撮影します。
撮影面との垂直を取り、撮影資料の標準的な大きさを確認の上、撮影距離を定めます。次に、ホワイトバランスと撮影面の照明バランスをとります。
通常、ARCでの撮影では、平面のガラスを利用して、資料の平面化を行いながら素早く撮影を遂行していきますが、ボストン美術館では、ガラスの使用は許可されませんので、平面化ができません。
逆に、ガラスを使用しないため、上部からの光の反射をあまり気にすることなく、撮影セットも非常にシンプルです。
撮影された映像は、一旦撮影者使用のパソコンにダウンロードされ、結果が即座に確認されます。資料が撮影画面に納まっているか、曲っていないか、ノイズが入っていないかなど、その場で確認できるのが、デジタル撮影の利点です。
撮影にはアシスタントが必要です。今回は、予備調査と準備をしていた倉橋研究員がもう一台のパソコンを横に置いて、撮影画像と現物との照合作業を行っています。ここで、デジタルアーカイブでの最重要ポイントである、ファイル名の資料番号化が行なわれます。
この照合作業が間違いなく実施されると、今後のデジタルファイルの活用が一気に容易になります。
今回の資料調査の結果は、画像が、MFAのオリジナルWEBサイトから公開されることになり(英語)、また、目録を日本語版でARCから公開する予定です。
2007年8月9日・10日の両日、奈良大学において
板木アーカイブ2D撮影を実施しました。
当日は、NHK奈良局、共同通信他、報道各社から、奈良大学教授永井一彰先生ともども、取材を受けました。
<撮影方法>
一枚の板木は、通常、片面二丁、両面で四丁分である。それに合せるて撮影すると片面で4面、両面で8面の撮影が必要となる。ところが、板木は、凹凸があり、それを2Dで記録する場合は、照明の位置を変えて記録しておく必要がある。今回の板木アーカイブでは、6月の実験を受け、4方向の照明を使って、1ポジッション5カットという撮影を実施した。
つまり、1枚の板木の2D記録には、全部で、40カットの画像が残されることになるのだ。今回、奈良大学に所蔵される3500枚の板木全部をこの方法でアーカイブすると、140,000カットという膨大な画像として記録されることになる。この数字は、現在、本プロジェクトが並行して進めている世界の浮世絵版画アーカイブプロジェクトが現在約170000枚であることを考えると如何に膨大な作業であるかが理解されよう。
今後,撮影で得られた3Dデータを統合し,高解像度の3D版木データを用いて,解析を行う予定であるが、次のような成果を実現したいと考えている。
a, 実際に江戸時代に印刷して出版され、現在も残っている本と版本との比較。
b,立体データから、バーチャル印刷させる。=印刷された画像を生成.
c,板木レプリカの作成.
d, バーチャル3D版木をネットでの公開.