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国際シンポジウム「芸術・思想におけるメランコリーの現在」
2025年11月 8日(土)

「メランコリー」─陰鬱な気分─は精神の領域であるとともに、文化的・社会的な現象として歴史にその意味を刻んできました。シンポジウムの前半では「メランコリー」を洞察した近代美学を確認し、「メランコリー」の政治的特性に焦点を当てます。後半は現代の表象としてアンゼルム・キーファーの作品を取り上げ、キーファーのリサーチ・アシスタントを務めたハンス・ディッケル氏の基調講演を中心に、現代美術と写真からメランコリーの現在を探求します。国際シンポジウム「芸術・思想におけるメランコリーの現在」.pdf

日時 2025年11月8日(土)
場所 立命館大学アート・リサーチセンター 多目的ルーム
共催 ・立命館大学国際言語文化研究所
   ・立命館大学アート・リサーチセンター
   ・鹿島美術財団
   ・JSPS科研費基盤研究(C)「風景と近代的メランコリーの美学」
    (課題番号21K00139)代表:仲間裕子
後援 立命館大学産業社会学部
時間 9:30開会 17:30閉会

■9:45 -12:30 第一部 現代思想におけるメランコリー
杉山卓史 カントにおける「理性の他者」としてのメランコリー
柿木伸之 憂鬱と叛逆──ベンヤミンのメランコリーの詩学
―休憩―
石田圭子 アルベルト・シュペーアと廃墟の美学
三木順子 メランコリーの時間性:「到来しない原初」と「過ぎ去る未来」のパラドクス
<ラウンド・テーブル> 
三木順子(司会)、杉山卓史、石田圭子、柿木伸之


■13:30 -17:30 第二部 現代美術と写真におけるメランコリー
<アンゼルム・キーファーとメランコリー>
基調講演 ハンス・ディッケル Melancholy in the work of Anselm Kiefer 
香川 檀 本の憂鬱----〈知〉と〈記憶〉をめぐるメランコリー
仲間裕子 「逆転のアルケオロジー」とメランコリー
―休憩― 
竹中悠美 イギリスの庭園写真におけるメランコリーとケア
住田翔子 現代日本の廃墟写真とメランコリー 
<ラウンド・テーブル> 
竹中悠美(司会)、ハンス・ディッケル、 香川檀、仲間裕子、住田翔子

◇オンライン参加の方は下のURLより事前登録をしてください。
 開催前日に、ご登録いただいたメールアドレスにZOOMウェビナーのURLをご案内します。
 URL:https://forms.gle/mzhv6zCcqsZU3oqp9

◇お問い合わせ先:立命館大学国際言語文化研究所 genbun■st.ritsumei.ac.jp (■を@に変えてください)