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現代の京都の地図に平安京が復元:「平安京跡データベース」が公開されました2021年12月 9日(木)
立命館大学アート・リサーチセンターおよび立命館大学歴史都市防災研究所は、このたび、平安京跡の発掘調査結果をまとめコンテンツ「平安京跡データベース」を一般の方向けに公開しました。
本件のポイント
1. 平安京について「誰もが、いつでも、どこでも、学びたいときに学べる」オープンデータ基盤を整備
2. 約5,000の平安京に関する発掘調査の成果をWeb上で可視化
3. 今後は一般の方が自由に平安京に関連する情報を作成・加工・公開できる環境作りにも取り組む
これまでアート・リサーチセンターおよび歴史都市防災研究所は、京都市生涯学習総合センターと連携して、京都市平安京創生館に展示されている「平安京復元模型」などの活用について研究を進めてきました。
本サイトは、公益財団法人京都市埋蔵文化財研究所などが中心となって実施してきた平安京にまつわる膨大な発掘調査の成果を、Web地図上で可視化し、誰もが閲覧・ダウンロードして利用できるようにすることを目的としています。
平安京について「誰もが、いつでも、どこでも、学びたいときに学べる」オープンデータのWebサイトです(ESRI社ArcGIS Hubを使用)。
サイト内では、地図上に発掘調査地点を表示させており、クリックすると約5,000件の調査概要資料の閲覧が可能です。そのうち、約400件の発掘調査地点は、発掘調査平面図を現在の地図と重ね合わせて閲覧することができます。
また、本サイトにある発掘調査地点、発掘調査平面図、復元図などの地理情報システム(GIS)データは、オープンデータとしてダウンロードが可能です。加えて、平安京跡の歴史を学べる「平安京跡ストーリーマップ」もサイト内で展開しています。
今後は、新たにデジタル化された遺跡調査情報を随時追加するほか、サイト上で市民の方が投稿可能なシステムを取り入れるなど、一般の方が自由に平安京に関連する情報を作成・加工・公開できる環境作りにも取り組んでまいります。
【平安京跡データベースの概要】
サイトURL: https://heiankyoexcavationdb-rstgis.hub.arcgis.com/
サイト開設日:2021年11月25日
協力:京都市生涯学習総合センター(京都アスニー)