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活動報告

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[Research of Kyoto-based Global Development of Printing Techniques and Designs(京都を起点とした染色技術及びデザインのグローバルな展開に関する研究)]
2016年6月 5日(日)

開催中の展覧会「京都の墨流し染・糊流し染-その系譜と新たな可能性-」にて、ギャラリー・トークを開催しました。

朝早い開催にもかかわらず、お越しいただきました皆様ありがとうございました。展覧会は来週11日まで開催しております。多数のお越しをお待ちしております。

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[Research of Kyoto-based Global Development of Printing Techniques and Designs(京都を起点とした染色技術及びデザインのグローバルな展開に関する研究)]
2016年5月25日(水)

日時:2016年5月24日(火)13:30~17:00
場所:和歌山染工株式会社
参加者:青木(京都女子大学)、上田(京都工芸繊維大学 美術工芸資料館)

明治40年(1907)創業の染色加工メーカー和歌山染工の歴史と現状についてお話を伺いました。その後、工場見学をさせて頂きました。代表取締役会長 高垣博明様、ほか社員の皆さま、お忙しいところ長時間のお話ありがとうございました。また、技術士(繊維加工)萩原理一様、大同マルタ会 吉岡悠様にご同行頂きました。お忙しいところ、長時間ありがとうございました。

和歌山染工外観.jpgのサムネイル画像  和歌山染工訪問.jpg

[Research of Kyoto-based Global Development of Printing Techniques and Designs(京都を起点とした染色技術及びデザインのグローバルな展開に関する研究)]
2016年5月23日(月)

展覧会「京都の墨流し染・糊流し染-その系譜と新たな可能性-」がはじまりました。

京都工芸繊維大学美術工芸資料館1階の第1展示室(写真左)が墨流し染、第2展示室(写真右)が糊流し染です。

○開催期間:2016年5月23日(月)から2016年6月11日(土)まで
○開館時間:10-17時(入館は16時30分まで)
○休館日:日曜、祝日
○会場:京都工芸繊維大学美術工芸資料館1階(第1展示室、第2展示室)
○入館料:一般200円、大学生150円、高校生以下無料
*京都・大学ミュージアム連携所属大学の学生・院生は学生証の提示により無料で入場できます。
ギャラリートーク:2016年6月4日(土) 10:00 - @京都工芸繊維大学美術工芸資料館1階

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[Research of Kyoto-based Global Development of Printing Techniques and Designs(京都を起点とした染色技術及びデザインのグローバルな展開に関する研究)]
2016年5月 2日(月)

共同研究の調査・研究の成果の一部を、展覧会にて公開することとなりました。開催に御協力いただきました機関・資料所蔵者・調査関係者、そのほかご協力いただきました皆様に感謝いたします。

短い会期ではございますが、ぜひご高覧いただけましたら幸いです。

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『京都の墨流し染・糊流し染-その系譜と新たな可能性-』

 本展覧会では、明治期から現代までの京都の墨流し染・糊流し染の系譜を辿ることで、この染色技法が時代に即しながら意匠や技術を変化させつつも伝承されてきた技法であることを提示するとともに、その過程において失われた技術である糊流し染「マドレー染」を復活させ新たな可能性を探る取り組みを紹介します。
 明治期京都において墨流し業を営む八木家の三代目徳太郎は着物の生地に施す墨流し染の連続模様を考案します。一方、京都高等工芸学校色染科の初代主任教授で後に第二代校長を務めた鶴巻鶴一は、その墨流し染に用いる染料と媒染剤、そしてその使用法を開発しました。この八木と鶴巻が改良した墨流し染は、大正期に、鶴巻の弟子の亀井光三郎に引き継がれ、後に糊流し染と称される「改良流し染」の開発につながります。さらにその権利を譲り受けた友禅業の日比野治三郎は、その糊流し染に更なる改良を加え「マドレー染」と称する独自の染色技術を考案しました。昭和期、その「マドレー染」をもとに新たに開発された糊流し技法の「流線染」を習得していた薗部正典氏は、昭和期末に、新開発の顔料を用いて、また新たな墨流し染の技術を開発しました。
 現在、墨流し染を京友禅の確固たる技法のひとつとして確立させ現代の名工となった薗部氏は、墨流し染の第一人者として着物業界以外にもアパレル業界他各方面からの注目を集めています。しかし、この系譜のなかの日比野家の「マドレー染」は世代交代によって技術が途絶え幻の糊流し染技法となってしまいました。
 こうした系譜を辿った京都の墨流し染・糊流し染ですが、今、日比野治三郎の曾孫、日比野淳平氏によって「マドレー染」の技術が復活しようとしています。八木と鶴巻によって改良された墨流し染と、鶴巻の弟子亀井の改良流し染、この二つの師弟関係にあった伝統の染色技法は、薗部氏の墨流し染と、日比野氏の糊流し染として、師弟の関係持ちつつ揃って再びここに紹介されることになります。
 染色技術の変遷とともに墨流し染・糊流し染の美をお楽しみいただき、あわせて、京都の伝統産業の可能性を探るこの試みを暖かい目でご覧いただければ幸いです。

○開催期間:2016年5月23日(月)から2016年6月11日(土)まで

○開館時間:10-17時(入館は16時30分まで)

○休館日:日曜、祝日

○会場:京都工芸繊維大学美術工芸資料館1階(第1展示室、第2展示室)

○入館料:一般200円、大学生150円、高校生以下無料
*京都・大学ミュージアム連携所属大学の学生・院生は学生証の提示により無料で入場できます。

◎関連企画
ギャラリートーク
2016年6月4日(土) 10:00 - @京都工芸繊維大学美術工芸資料館1階

○申込不要

○主催
京都工芸繊維大学美術工芸資料館
立命館大学アート・リサーチセンター 文部科学省 共同利用・共同研究拠点「 日本文化資源デジタル・アーカイブ研究拠点」

○企画
染織資料整理活用研究会「糊流し染「マドレー染」の復活における記録と希少染色技法を活かした新たなものづくりの可能性と事業化について」プロジェクト
  プロジェクトメンバー 研究代表者 鈴木桂子(立命館大学)
             研究分担者 並木誠士(京都工芸繊維大学)
                   青木美保子(京都女子大学)
                   日比野淳平(株式会社マドレー)
立命館大学アート・リサーチセンター 文部科学省 共同利用・共同研究拠点「日本文化資源デジタル・アーカイブ研究拠点」《デジタル・アーカイブ手法を用いた近代染織資料の整理と活用プロジェクト》
  プロジェクトメンバー:研究代表者 青木美保子(京都女子大学)
             研究分担者 並木誠士(京都工芸繊維大学)
                   上田文(京都工芸繊維大学)
                   鈴木桂子(立命館大学)
                   山本真紗子(立命館大学)
                   加茂瑞穂(立命館大学)

○助成:京都産学公連携機構「文理融合・文系産学連携促進事業」

○協力:京都・大学ミュージアム連携

Period
May 23 (Monday) - June 11 (Saturday), 2016

Hours
10:00-17:00 (Admission until 16:30)

Venue
Museum and Archives, Kyoto Institute of Technology
[Hashigami-cho Matsugasaki Sakyo-ku Kyoto-shi Kyoto 606-8585 Japan]

Access
KIT Museum and Archive

Admission:
Adults / 200yen
Students (College, University) / 150yen
*Free for High School students and Below
*Free for students of the university affiliated with University Museum Association of Kyoto

[Research of Kyoto-based Global Development of Printing Techniques and Designs(京都を起点とした染色技術及びデザインのグローバルな展開に関する研究)]
2016年3月27日(日)

University of Zurichで行われたInternational Symposium: Katagami in the West 『海外での「型紙」の姿』 (2016年3月18日)にて、立命館大学での型紙・京友禅の調査研究について発表を行いました。

日時:2016年3月18日-20日
場所:スイス チューリッヒ大学

本プロジェクト関係者はPanel4で発表しました(山本・加茂・鈴木)

Panel 4: Katagami and Textile Research in Japan
Chair: Dr. Khanh Trinh (Curator, Museum Rietberg, Zurich)

Dr. Masako Maezaki-Yamamoto (Research Fellow, JSPS Japan Society for
thePromotion of Science)
The Present State of Kyoto Yuzen Stencils: Results from the Ritsumeikan University Kyoto Yuzen Project
「京都・型友禅の現状―立命館大学の京友禅プロジェクトからみえてきたもの」

Dr. Monica Bethe (Director, Medieval Japanese Studies Institute, Kyoto,)
Where Word Meets Image and Action: Katagami Video Subtitles, Glossary, and Research Notes (Presented by Prof. Thomsen)

Prof. Dr. Keiko Suzuki (Ritsumeikan University)
Present-day Katagami in Kyoto's Textile-printing Industry

Dr. Mizuho Kamo (Ritsumeikan University)
Examining Digital Archiving Strategies of Katagami through the Prism of a Private Kyoto Collection
「型紙コレクションのデジタルアーカイブを通じた一考察―京都の個人コレクションを中心に」(Presented by Prof. Suzuki)

プログラムはこちらからダウンロードできます。

[Research of Kyoto-based Global Development of Printing Techniques and Designs(京都を起点とした染色技術及びデザインのグローバルな展開に関する研究)]
2015年12月13日(日)

2015年12月12日に、糸・布・衣の循環史研究会(代表者:杉浦未樹(法政大学教授)(「18 ~20世紀の糸・布・衣の廉価化をめぐる世界史」(科研基盤研究B)による)との研究交流を行いました

近代の百貨店による着物デザインについて、本プロジェクトの青木美保子が「百貨店が創り出す「きものファッション」―百選会を中心に―」を発表し、その後参加者による討論をおこないました。参加者は以下の通りです。

場所:京都工芸繊維大学美術工芸資料館

(順不同・敬称略)
井上直子、杉浦未樹、角田奈歩
青木美保子、上田文、鈴木桂子、山本真紗子

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[Research of Kyoto-based Global Development of Printing Techniques and Designs(京都を起点とした染色技術及びデザインのグローバルな展開に関する研究)]
2015年11月16日(月)

日時:2015年11月7日(土)14:00~17:00
場所:徳岡工業株式会社
参加者:青木(京都女子大学)、上田(京都工芸繊維大学 美術工芸資料館)、鈴木・山本・加茂(立命館大学)

内容:

前身である、合資会社徳岡彫刻所の捺染ロール彫刻業や創業者徳岡善九郎氏について、お話をうかがいました。また、現在のグラビア彫刻のお仕事のお話をうかがい、工場を見学させていただきました。

代表取締役相談役徳岡和善様、代表取締役社長徳岡浩喜様、お忙しいところ、長時間お話いただきありがとうございました。

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[Research of Kyoto-based Global Development of Printing Techniques and Designs(京都を起点とした染色技術及びデザインのグローバルな展開に関する研究)]
2015年10月13日(火)

日時:2015年10月6日(火)13:30~17:00
場所:株式会社小糸染芸
参加者:青木(京都女子大学)、鈴木・山本(立命館大学)、京都女子大学学生2名、立命館大学院生1名

内容:
型友禅のお仕事や現状について、お話をうかがいました。また、絵具場や板場など、工房を見学させていただきました。
代表取締役社長 小糸太郎様、お忙しいところ、長時間お話いただきありがとうございました。

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[Research of Kyoto-based Global Development of Printing Techniques and Designs(京都を起点とした染色技術及びデザインのグローバルな展開に関する研究)]
2015年8月28日(金)

ARC Week 2015に参加しました。

*研究課題『デジタル・アーカイブ手法を用いた近代染織資料の整理と活用』ワークショップ
日時:2015年7月28日・29日
場所:立命館大学アート・リサーチセンター
参加者:青木(京都女子大学)、鈴木・山本(立命館大学)

文部科学省 共同利用・共同研究拠点「日本文化資源デジタル・アーカイブ研究拠点」のARC Week 2015に参加しました。

[第1部]祇園祭デジタルミュージアム展2015(7月22日(水)~24日(金)・京都文化博物館 別館ホール)では、ポスターセッションに参加。これまでの活動について報告しました。また、2014年度に調査した薗部染工の「墨流し染」についてまとめた動画『墨流し染』を上映しました。

[第3部]WORKSHOP期間には、「研究課題『デジタル・アーカイブ手法を用いた近代染織資料の整理と活用』ワークショップ」を開催いたしました。
初日の午前中は共同研究拠点と研究課題『デジタル・アーカイブ手法を用いた近代染織資料の整理と活用』プロジェクトの紹介。初日午後から2日目にかけて、アート・リサーチセンター所蔵の資料調査を行いました。

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資料調査にあたっては、共立女子大学・教授 長崎巌先生を講師として招聘。共立女子大学家政学部染織文化研究室の院生3名に調査に御協力いただきました。そのほか、プロジェクトからは青木(京都女子大学)、鈴木・山本(立命館大学)が、立命館大学からは研究員髙須・院生2名が参加しました。

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ワークショップにご参加いただいた皆様、調査に御協力いただきました皆様、まことにありがとうございました。

[Research of Kyoto-based Global Development of Printing Techniques and Designs(京都を起点とした染色技術及びデザインのグローバルな展開に関する研究)]
2015年8月27日(木)

日時:2015年8月25日(火) 14:00~16:00
場所:三好染工株式会社
参加者:青木(京都女子大学)、鈴木(立命館大学)

内容:江戸時代末期に創業の老舗で、現在は型と手加工の様々な技法を併用・駆使した染加工をおこなっていらっしゃる三好染工さんに伺い、京都友禅の多様性について技術的なことから地域性に関することまで、多岐にわたりご教示いただきました。
代表取締役社長 三好拓夫様、お忙しいところ、長時間のお話、ありがとうございました。


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