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板坂則子所蔵艶本資料の一般公開
2023年4月17日(月)

板坂則子所蔵艶本資料

 曲亭馬琴を中心とする草双紙と読本を主な研究対象としておられる板坂則子氏の艶本(えほん)コレクションの全作品が、立命館大学ARCの古典籍ポータルデータベースから全ページ閲覧可能な形で公開されました。

 江戸時代は、オモテの合法的な出版である戯作(江戸後期小説)と同時に、ウラの出版として艶本が出版されていました。氏は、「その艶本が"非合法"であることを逆手にとって、職人としての画師、彫師や摺師の最高の技を見せていることに惹かれた」といいます。本コレクションは、高名な浮世絵師の作品よりも、読本や草双紙形式のものを蒐集しているのが特徴です。完全には揃っていない端本(はほん)も少なからず含まれますが、このコレクションのオンライン公開が、戯作研究の深化に繋がるっていくことを期待します。

>>古典籍ポータルデータベース
※所蔵者欄に「板坂」「板坂コレクション」と入力して検索してください。