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「ARC浮世絵顔データセット」が人文学オープンデータ共同利用センターより公開されました。2021年6月14日(月)
「ARC浮世絵顔データセット」が人文学オープンデータ共同利用センター(CODH)より公開されました。
アート・リサーチセンター(以下ARC)の浮世絵ポータルデータベースを対象に Yingtao Tian、Tarin Clanuwat、Chikahiko Suzuki、Asanobu Kitamotoからなる共同研究グループは、「Ukiyo-e Analysis and Creativity with Attribute and Geometry Annotation」という論文を発表しました。
また、この研究は 12th International Conference on Computational Creativityで発表されます。共同研究グループは、ARC浮世絵ポータルデータベースの11,000点以上の絵画を分析し、浮世絵に関する大規模な研究を行いました。
その結果、機械学習を用いて浮世絵画像から顔の領域を自動抽出し、世界初の浮世絵の顔の大規模データセット「ARC浮世絵顔データセット」を発表しました。ARCは、665,000点以上の木版画とメタデータにより、世界最大の浮世絵のデジタルアーカイブを提供しています。
今後も、情報技術と人文科学研究の架け橋となるよう、先進的な研究成果を伴うボーンデジタルの研究を進め、日本の芸術文化のデジタル環境を構築するための取り組みを続けていきたいと思います。