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「酒呑童子絵巻」修復事業ニュースレター 2021年4月号配信
2021年4月22日(木)

クラウドファンディング
「数奇な運命をたどった『酒呑童子絵巻』を修復し、"みんな" で共有・活用したい。」
~「酒呑童子絵巻」修復事業の進捗ご報告~
2021年4月号

立命館大学アート・リサーチセンターよりご挨拶を申し上げます。

2021年の春は、いつもより早い桜を迎えた京都でしたが、皆様におかれては如何お過ごしでしょうか? 
立命館大学アート・リサーチセンター(以下、ARC)では、クラウドファンディング「数奇な運命をたどった『酒呑童子絵巻』を修復し、 "みんな" で共有・活用したい。」に参加頂いたサポーターの皆様に「酒呑童子絵巻」修復事業の進捗ご報告と共に、ARCの活動を紹介しております。ARCで進めている多様な研究活動を多くの皆様ご覧頂き、私どもの活動にご関心を頂くとともに、見守って頂きますようお願い申し上げます。

1.「酒呑童子絵巻」修復事業:
~巻第三の修復完了!~
 
2. アート・リサーチセンター
活動のご紹介
1. 「酒呑童子絵巻」修復事業:
  ~とうとう巻第三の修復が完了しました~

 暖かい陽気が続き、早くも桜が満開となった2021年3月末、1年をかけて修復を進めてきた巻第三の修復が完了し、アート・リサーチセンターにて検品と引き渡しが行われました。この巻第三は、最も痛みが激しく修復が困難とされた個所を多数有する状態にありましたが、クラウドファンディングにご参加いただいた皆様の支援のもと修復を進めることができました。修復を手掛けて下さった岡墨光堂様をはじめ、皆様の温かいご支援に改めて感謝を申し上げます。
 コロナ禍の影響を直接受けるかたちで予定よりも遅れて始まった巻第三の修復は、感染予防を優先しつつも歩みを止めずに修復作業を進めて頂いたこともあり、アート・リサーチセンターは「元気に」なった巻第三を迎えることができました。その途中に、リターンの一つ、岡墨光堂様での修復現場の見学会を実施できたことも幸いでした。修復を終えた絵巻は順次デジタル撮影を行い、ARCのデータベース等にて公開してまいります。修復され美しくよみがえった絵巻の姿にご期待ください。 
立命館大学に戻ってきた絵巻・巻第三
(左:立命館大学・赤間教授 右:岡墨光堂 岡社長)
修復された巻第三の一部をご覧ください
【修復前】
【修復後】
【修復前】
【修復後】
【修復前】
【修復後】
2. 立命館大学アート・リサーチセンター活動のご報告

 立命館大学アート・リサーチセンターは、私たち人類が持つ文化を後世に伝達するために、芸術、芸能、技術、技能を中心とした有形・無形の人間文化の所産を、歴史的、社会的観点から研究・分析し、記録・整理・保存・発信することを目的としています。私どもが日頃どのような活動を進めているのか、今回の修復事業でサポーターとなってくださった皆様にその一端をご紹介いたします。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
① 長江家住宅 特別公開「着物の虫干し展」を開催しました
 
 2021年3月20日(土・祝)、21日(日)に、長江家住宅の土蔵に残されている普段着の着物や小物の展示として「着物の虫干し展」を開催しました。伝統的な京町家の空間に昭和初期頃の着物と当時の商売道具や、生活道具などを展示するとともに、立命館大学による調査研究とデジタルアーカイブの研究内容の展示も行いました。

主催:株式会社フージャースホールディングス
共催:立命館大学アート・リサーチセンター

② 祇園祭・鷹山応援イベント「鷹山の復興」
(2021年6月19日@立命館大学朱雀キャンパスにて開催予定)

 大風雨で罹災した1826年を最後に祇園祭・山鉾巡行から離れ「休み山」となっている「鷹山」。約200年ぶりの巡行復帰となる2022年7月の園祭後祭まで、いよいよあとわずか。応仁の乱以前からの歴史を持つ鷹山の復興は、地元住民や 園祭山鉾連合会にとっても長年の悲願です。立命館大学では本イベントの開催を通じて、復興の進捗状況報告やシミュレーションのほか、有識者の期待や提言などを通して「鷹山応援団」の輪を広げ、巡行復帰への気運を高めていきます。
③ 日本文化資源デジタル・アーカイブ国際共同研究拠点としての研究成果報告より
”徳島城博物館所蔵甲冑コレクションの3Dデータベースの構築”のご紹介

 ARCは、文部科学省「日本文化資源デジタル・アーカイブ国際共同研究拠点」として国際共同研究を推進しています。このうち、徳島市立徳島城博物館が所蔵する近世から近代の甲冑の3次元デジタルアーカイブ化研究についてご紹介いたします。 
 文化財の種類によっては、3次元データを作成・保存することによりその特徴を正確にとらえることができますが、本研究課題では、徳島市立徳島城博物館が所蔵する「紫糸威大鎧」をはじめとした甲冑群の3次元計測、モデル化、そして閲覧システムを構築し、一般に公開することまでを目標としています。将来的には、これらの代々の蜂須賀家藩主が身に着けたとされる甲冑の実物展示を見ながら、モバイル端末で3Dモデルを見るといった博物館展示の新しい取組可能性をも視野に入れ、現在アーカイブ化を進めています。

※詳細は下記(本文は英語です)
https://www.arc.ritsumei.ac.jp/j/news/pc/007957.html

※下記画像の無断転載・利用は禁止です。

皆様におかれては、立命館大学アート・リサーチセンターの様々な活動にご興味頂けると幸甚でございます。 何卒今後も私どもアート・リサーチセンターの活動に支援を賜りますよう宜しくお願いいたします。 

立命館大学アート・リサーチセンターは、これからもアート・リサーチセンターの活動について随時ニュースレターとして報告させて頂きます。
引き続きご支援の程よろしくお願い申し上げます。
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