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「酒呑童子絵巻」修復事業ニュースレター 2020年12月号配信
2021年1月 6日(水)


クラウドファンディング
「数奇な運命をたどった『酒呑童子絵巻』を修復し、"みんな" で共有・活用したい。」
~「酒呑童子絵巻」修復事業の進捗ご報告~
2020年12月号

立命館大学アート・リサーチセンターよりご挨拶を申し上げます。

本年も余日少なくなってまいりましたが、皆様におかれては如何お過ごしでしょうか? 
立命館大学アート・リサーチセンター(以下、ARC)では、クラウドファンディング「数奇な運命をたどった『酒呑童子絵巻』を修復し、 "みんな" で共有・活用したい。」に参加頂いたサポーターの皆様に「酒呑童子絵巻」修復事業の進捗ご報告と共に、ARCの活動を紹介しておりましたが、今号より、ARCのニュースレターとして、修復事業サポーターの皆様以外にも報告させて頂くことといたしました。
 ARCで進めている多様な研究活動を多くの皆様にご覧頂き、私どもの活動にご関心を頂くとともに、見守って頂きますようお願い申し上げます。

1.「酒呑童子絵巻」修復事業:
~めったに入れない修復
作業現場の特別見学会~
 
2. アート・リサーチセンター
活動のご紹介
1. 「酒呑童子絵巻」修復事業:
  ~めったに入れない修復作業現場の特別見学会~

  2020年、澄み渡った空が続いた秋のある日、京都市内中心部にある修復事業者様の工房に、サポーターの皆様、ARC関係者が集いました。 
 クラウドファンディングご支援者様へのリターンとしてご招待したこの見学会(※)では、修復事業をお願いしている事業者様の工房の中で絵巻(巻第三)の修復作業をご覧頂きました。 
 事業者様より、日本の文化財全般の修復について、またこの「酒呑童子絵巻」の修復について、あるいは昔から引き継がれる道具類や材料等の繊細な使い方や工程など、大変貴重なお話をご紹介頂きつつ、もとの巻物から外された状態で絵や文字のかかれた本紙を間近で見せて頂いたことは、サポーターの皆様にも新しい体験として密度の濃い楽しい時間をお過ごし頂いたようです。 私共もサポーターの皆様に直接お会いして、ご意見や感想をうかがうことが出来ましたことは貴重な機会となりました。 
(なお、見学会の様子は動画撮影し、対象者の皆様に期間限定で提供させて頂きました。)

 巻第三の修復はサポーターの皆様のご支援により順調に進んでおりますが、もう少し時間をかけて作業が行われ、21年3月末までにARCに戻ってくる予定です。
 修復を終えた絵巻は順次デジタル撮影を行い、ARCのデータベース等にて公開してまいります。修復され美しくよみがえった絵巻の姿にご期待ください。 

 ※コロナ禍の現状、また修復現場のスペース等の事情により、一度のご見学者数を4人までに制限させて頂き、見学会を数回に分けて実施しました。 

当日見せて頂いた修復中の絵巻の一部
2021年3月、「酒呑童子絵巻」巻第三は、修復を終えて
アート・リサーチセンターに戻って参ります
2. 立命館大学アート・リサーチセンター活動のご報告

 立命館大学アート・リサーチセンターは、私たち人類が持つ文化を後世に伝達するために、芸術、芸能、技術、技能を中心とした有形・無形の人間文化の所産を、歴史的、社会的観点から研究・分析し、記録・整理・保存・発信することを目的としています。私どもが日頃どのような活動を進めているのか、今回の修復事業でサポーターとなってくださった皆様にその一端をご紹介いたします。
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① 片山家能楽・京舞保存財団による 能「一角仙人」の動画をオンラインで公開
 
 令和2年度文化庁「文化芸術による子供育成総合事業−巡回公演事業−」のウェブサイトにて、事業に参加している片山家能楽・京舞保存財団による能「一角仙人(いっかくせんにん)」の動画を公開しています。子供から大人までお楽しみ頂けるよう、わかりやすい解説や説明文もついていますので、ぜひご覧ください。

(同財団との協定を踏まえアート・リサーチセンターが動画を撮影・編集・配信を支援)
片山家能楽・京舞保存財団 能「一角仙人」の動画がオンラインで公開中です | ART RESEARCH CENTER, RITSUMEIKAN UNIVERSITY

② 赤穂市によるオンライン展覧会(アート・リサーチセンター内「バーチャル・インスティチュート」システムを利用)が11月14日(土)から開催

 赤穂市は、国際共同利用・共同研究拠点(ARC-iJAC)の「バーチャル・インスティチュート」システムを活用して「忠臣蔵」のオンライン展覧会を11月14日(土)からオープンしました。 

赤穂市「忠臣蔵」にてデジタル展示室 第二回展覧会「義士の頭領・大星由良之助」を公開しました | ART RESEARCH CENTER, RITSUMEIKAN UNIVERSITY

③ 葛飾北斎の未刊原稿『万物絵本大全図』がARCのデータベースからも閲覧可能に

 2020年9月3日に大英博物館から発表・オンライン公開され、日本でも反響のあった葛飾北斎の未刊原稿『万物絵本大全図』(ばんぶつえほんだいぜんのず)が、アート・リサーチセンターのデータベースからも閲覧できるようになりました。今回、ARC独自の調査によって加えられた情報もあり、メタデータは、本家のデータベースよりも詳しくなっています。 (アート・リサーチセンター国際共同研究事業)

葛飾北斎の未刊原稿『万物絵本大全図』がARCのデータベースからも閲覧可能になりました | ART RESEARCH CENTER, RITSUMEIKAN UNIVERSITY

 皆様におかれては、立命館大学アート・リサーチセンターの様々な活動にご興味頂けると幸甚でございます。 何卒今後も私どもアート・リサーチセンターの活動に支援を賜りますよう宜しくお願いいたします。 
 立命館大学アート・リサーチセンターは、これからも「酒呑童子絵巻」修復事業の進捗並びにアート・リサーチセンターの活動について随時ニュースレターとして報告させて頂きます。引き続きご支援の程よろしくお願い申し上げます。
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