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2011年6月15日
京都市明細図ワークショップ開催
6月15日に、立命館大学歴史都市防災研究センターカンファレンスホールにて「京都市明細図」ワークショップが開催されました。
https://www.arc.ritsumei.ac.jp/lib/GCOE/info/2011/06/post-67.html
本ワークショップは、歴史地理情報研究班が2011年2月から京都府立総合資料館と共同でデジタル化・GIS化を行なってきた「京都市明細図」(全291点,縮尺1:1200,昭和2年7月調査から9回の修正記録有り)を題材に、その概要や研究上の課題、さらに今後の活用可能性について報告および議論を行いました。
冒頭、歴史地理情報研究班リーダーの矢野桂司教授から趣旨説明がされ、福島幸宏氏(京都府立総合資料館)からは、京都市明細図の全体像についてお話頂き、解明されていない多くの課題の整理などを解説いただきました。
続いて、本研究班の赤石直美氏(衣笠総合研究機構PD)からは、デジタル化・GIS化の概要と歴史地理学的な分析の可能性について事例を交えて解説を頂きました。また、森三紀氏(森図房・立命館大学非常勤講師)より、明細図の描画方法について、近代日本の製図史を紐解きながらその特徴について実演を交えて解説頂きました。
後半のディスカッションでは限られた時間の中ではありましたが、京都市明細図の歴史的な位置づけや研究活用における意義、課題について山田誠氏(龍谷大学)・渡邊秀一氏(佛教大学)からのコメントを基に会場で議論が交わされました。
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