ミーティングを開催しました。
日時:2015年5月11日(月)
場所:京都女子大学 青木研究室
参加者:青木(京都女子大学)、上田(京都工芸繊維大)、鈴木、山本、加茂(立命館大学)
(1)染織従業者等への聞き取り調査と聞き取り記録のデジタル・アーカイブ
(2)公開イベントの開催
(3)染織日出新聞のデータベース化
(4)研究計画と必要経費
ミーティングを開催しました。
日時:2015年2月3日(火)
場所:ARC 会議室
参加者:青木(京都女子大)、並木、上田(京都工芸繊維大学)、鈴木、山本、加茂(立命館大学)
(1)来年度の研究計画について
(2)今後の研究成果発信方法について
(3)墨流し染の動画上映・確認
昭和初期から京都市内において型紙の販売をおこない、写真型を生産していた株式会社キョーテック、
ならびに株式会社キョーエースへ聞き取り調査にうかがいました。
また、現在も操業中の株式会社キョーエースの工場を見学させていただき
染色用の型が生産される様子を間近に見ることができました。
場所:京都市南区 株式会社キョーテック・株式会社キョーエース
日時:2014年12月4日
参加者:青木、鈴木、山本、加茂
内容
《静止画による記録》
・工場内部
・座談会
《動画による記録》
・工場内部
《音声による記録》
・座談会
限られた時間でしたが、よりよい型を生産するために技術を高め、それを強みとして事業を続けてこられた様子をうかがうことができました。
また、昭和40年代から現在にいたるまでの京都における染織産業の推移を当時の様子とともに語っていただくことで、理解が深まりました。
墨流し染の流れを汲む「マドレー染」をおこなっていた日比野家が所蔵する資料の撮影と聞き取り調査をおこないました。
場所:京都市中京区 株式会社マドレー
日時:2014年11月4日
参加者:青木、鈴木、山本、加茂
内容
《静止画による記録》
・染見本
・マドレー染のインテリア雑貨(照明)
・服飾雑貨(鞄、スカーフ、風呂敷、ハンカチ)
・マドレー染の着物
着物だけではなく、スカーフや風呂敷など服飾雑貨へもマドレー染が使用されていました。
また、数多くの染見本を見せていただき、実験をしながら新たなデザインを生みだそうとしていた様子がうかがえました。
調査にご協力いただきました日比野淳平様、井上拓馬様に御礼申し上げます。
ミーティングを開催しました。
日時:2014年11月4日(火)
場所:京都女子大学 青木研究室
参加者:青木(京都女子大学)、鈴木、山本、加茂(立命館大学)
(1)調査データの整理
(2)拠点の環境について
(3)聞き取り調査の計画・予定
(4)予算配分について
独自の墨流し染を開発した薗部染工への聞き取り調査と資料撮影をおこないました。
場所:京都市右京区 薗部染工
日時:2014年10月14日
参加者:青木、山本、加茂
内容:
《動画による記録》
・墨流しの作業
・防染シートを利用した染分け
・墨流し染の技法を利用したスカーフの染色
《静止画による記録》
・染見本の撮影
《音声、静止画による記録》
・染見本をもとにした染色技法に関する聞き取り調査
布地が一瞬にして染色される様子や染色に至るまでの職人さんの繊細な技術を記録することができました。
また、新たなデザインを創案するまで試行錯誤していた様子を所蔵される染見本からも垣間見ることができました。
ご協力いただきました薗部染工の関係者の方々に御礼申し上げます。
代表者:京都女子大学・准教授 青木 美保子
本研究は、学術資料として俎上に上がっていない近代染織史に関連する資料の整理・蓄積をすすめるものである。近代染織史を研究するための資料は散在し、か つ未整理のものが大半であり、基礎的な資料調査が必要不可欠な段階にある。一方、近代の染織産業については聞き取り調査も研究手法の有効な手段であり、文 献資料には残らない情報を収集することができる。そこで、本研究では、近代染織研究に必要な資料整理や調査を進めつつ、資料・情報を蓄積していく場を構築 し、情報技術を駆使してその共有化を進める。この資料・情報の整理・蓄積・共有化は、染織研究関係者と染織業従事者へ新たな交流の場を提供することとな り、延いては染織業の活性化を模索する足掛かりとなるであろう。