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概要2020年5月 1日(金)
ハイデラバード英語外国語大学と共同でサラール・ジャング博物館が所蔵する日本美術品2,144点の悉皆調査、及びデジタル・アーカイブ化を行う。同館はインドに3館ある国立博物館のひとつであり、ニザーム藩王国に仕えたサラール・ジャング家のサラール・ジャング三世(1889-1949)が収集した美術コレクションが基礎となっている。2019年に実施した事前調査の結果、日本美術コレクションに対しての本格的な調査が行われたことがないこと、20世紀前半に収集された工芸品を中心に多くの優品が含まれていることが明らかとなった。インドにおける日本文化研究は今後の発展が期待される分野であり、博物館、及び英語外国語大学と協力してコレクションを発信・活用する。