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2009年8月23日
ICHG2009 Opening Session
International Conference of Historical Geographies 2009のオープニング・セッションが、京都大学百周年時計台記念館「百周年記念ホール」で開催されました。
冒頭に、本カンファレンス組織委員長の金田章裕教授から趣旨説明と、本研究班から矢野桂司教授・金田章裕教授がそれぞれ講演しました。
『「みやこ」と「むら」の景観史』と題された本セッションでは、まず矢野教授より「バーチャル京都:仮想的な歴史時・空間の構築」というタイトルで、本研究班でこれまで行ってきたさまざまなバーチャル京都研究の取り組みを網羅して紹介しました。そしてバーチャル京都で行ってきた多くの資料やGISデータに基づく意Virtual Geographic Environment(VGE)の構築が、今後のさまざまな研究や歴史地理学の発展にもたらす可能性を展望しました。
続いて、金田教授は「日本の文化景観」と題するテーマで、日本における都市建設とその変遷について講演しました。多くの写真や歴史資料を用いて解説し、日本における現代の景観の問題点を指摘しました。とりわけ現代日本の景観における「景観の混乱」に着目し、日本の文化景観をめぐる保全施策と今後について展望しました。
ICHG2009は本日より27日(木)までの会期で京都大学を会場に開催され、本研究班や本拠点からの発表も予定されています。
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