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    「春画を見る・艶本を読む」展

『ひとりね』

柳沢淇園 『ひとりね』

枕絵にては、閨の笑顔、うたゝね、栄花枕、後日まめ右衛門、しぐれまど、床だんぎ等は、いつ見てもあかぬけしきあり。
すべて此たぐひも文宝物也。書をよみ、手ならひなどして、気つきたらん時よむべし。心を養ふてよし。

柳沢淇園『ひとりね』
享保10年(1725)頃成立


このように、近世期において春画・艶本は取締の対象ではあったが、当時の人々にとって春画・艶本は必ずしも恥ずべきもの、社会から排除すべきものではなかった。儒者であり、文人画家であった柳沢淇園は随筆の中で、「机に向かって仕事や勉学をして、その疲れた合間に春画に手を伸ばしてほっと一息つくとよい」と述べている。春画を見ることは、鬱を散じ、心を養うことでもあった。

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