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    「春画を見る・艶本を読む」展

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春画・艶本を読む-流通と享受

江戸時代に入り、木版による印刷技術の向上によって出版文化が大きく発展します。春画・艶本もプリントの時代を迎え、様々な浮世絵師が筆を競いました。中でも江戸の菱川師宣(1694歿)・京都の西川祐信が春画・艶本の隆盛に果たした役割は大きいものでした。彼らの時代、春画・艶本とそれ以外の版画や本の制作に区別はなく、作中にはしっかりと名前も明記されていました。しかし、享保の改革(1722)以降、春画・艶本は地下出版物となります。これらの流通に大きな役割を果たしていたのが貸本屋でした。このセクションでは貸本屋に焦点をあて、流通経路や商売の形態、客(読者)と関係などについて展示します。

07-1 『小栗忠孝記』
07-2 「三条勘太郎」

つれ/\なぐさむるものは やまともろこしの書 むかし今の物がたりの類なり これを小書肆の輩背に汗し足を空にして 竪横にわしり 町小路在郷までも日数を限りて貸ありく 見るものはつかの見料をもて慰む事 当世のならはしとなりぬ

秋里籬島作 『小栗忠孝記(おぐりちゅうこうき)』
墨摺半紙本五冊 享保2年(1802)

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07-3 『双蝶記』

板元は親里なり。読でくださる御方様は壻君なり。貸本屋様はお媒介なり。

山東京伝作 『双蝶記(そうちょうき)』
墨摺半紙本六冊 文化10年(1813)

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08 『艶図美哉花』

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勝川春潮画『艶図美哉花(えどみやげ)』
墨摺半紙本三冊 天明7年(1787)
個人コレクション蔵(Ebi1164)

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貸本屋の仕入れ
 ∟09 『江戸名所図会』

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松濤軒斎藤長秋作、長谷川雪旦画 『江戸名所図会』
墨摺大本二十冊
天保5年(1835)国立国会図書館デジタル化資料(124-114)

 

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10 『倡客竅学問』

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十返舎一九作・画『倡客竅学問(しょうかくあながくもん)』
墨摺小本一冊 享和2年(1802)(1822)
大阪大学忍頂寺文庫蔵(A12)

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艶本の流通
 ∟11 『閨中紀聞/枕文庫』

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渓斎英泉作・画 『閨中紀聞/枕文庫(けいちゅうきぶん/まくらぶんこ)』
色摺半紙本初編二冊 文政5年(1822)
個人コレクション蔵(Ebi0468)
 

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12-1 貸本屋と艶本にまつわる川柳-『誹風柳多留』より

かし本屋無筆にかすも持て居る(柳多留・八、画本柳多留)

かし本屋何を見せたかどうづかれ
(柳多留・三、絵本家内喜多留・初)

かし本屋これはおよしと下に入れ (柳多留・五)

絵の所をおうばにみせる貸本屋 (柳多留・六八)

 

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12-2 『絵本情水記』

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十字亭三九作『絵本情水記』
色摺半紙本三冊 天保年間(1830-1844)
個人コレクション(Ebi0662)

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